経験を振り返り、「本当に英語を学びたいか」確認する
英語を「やり直したい」「やらなくちゃ」と意欲はあっても、多くの場合、具体的に何をしたらよいかわからないものです。たとえば「日常的に英語を使っていて、なんとかなっているし、特に困っているわけじゃないけど、このままではいけないような気がする」というような、ぼんやりした感じ。
そこでKECでは、お申し込みの際のアンケートを利用して、英語を使った経験やこれまでの学習歴を振り返っていただいています。
STEP 1 アンケートに記入する
自分にこんな問いかけをしながら、アンケートを埋めていきます。
英語をはじめたのは、いつだった?
あの学校で、どんなことをやったんだっけ?
今、どういうときに英語を使っているかな?
どうして英語を勉強しようと思っているんだろう?
こうした問いに答えていくと、英語を学習する目的や動機がよりはっきりと見えてきます。
振り返りは、英語に限らず学び全般においてとても大切なものです。プログラムがはじまると、受講生は自分のやったことをこまめに振り返ることになります。振り返りの習慣をつけて、学びをきちんと蓄積する。アンケートへの記入はその第一歩です。
STEP 2 体験セッション(無料)を受ける
英語の経験を振り返り、英語を学ぶ目的や動機が見えてきたら、体験セッションで対話をしながらさらに掘り下げてクリアにしていきます。たとえば、冒頭の“ぼんやりした感じ”を掘り下げてみると…
「日常的に使っている英語」とは、どういう英語?
「なんとかなっている」と思う根拠は何?
特に困っていないのに「このままではいけない」と思うのはなぜ?
どうなったら「自分は英語ができている」と実感するようになる?
それって英語の問題?
この時点で、さまざまな変化があらわれます。学習者が、自分の問題意識、思い込み、大事にしているもの、こだわり、あこがれ、理想などに気づきはじめるからです。そのうえで、「自分は本当に『英語を学びたい』と思っているかどうか」を確認します。
その結果、「あ、自分のやるべきことは、英語じゃなかった」となる場合もあります。それはそれで大切な気づきです。繰り返しますが、私は英語学習の伝道師ではありません。学習者自身がよく考えて決めたことなら、たとえ「英語をやめる」というのでも、それは大いに尊重したいと思います。
学習者が「本当に英語を学びたい」という結論に至った場合は、学習のゴールや具体的なスケジュールなどとともに、「誰と、どんな会話がしたいか」を話し合います。コーチと受講生の二人三脚のはじまりです。ここで考えた「会話」が、プログラム前半の軸、学習を引っぱる大事な役目を担います。
Photo by Paul Hanaoka on Unsplash
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