見出し画像

【THE WORLD TOUR】Mötley Crüe/Def Leppard at Kアリーナ横浜

Mötley CrüeとDefleppardのツーマンを見に行ってきました〜
会場は完成したばかりのKアリーナということで、昨日のNEX_FESTの疲れと余韻を引きずりつつ横浜へ。横浜駅からは歩いてKアリーナに向かいましたが、ここの距離が少しあって、15分くらいかかりました。
結局到着したのは15時ごろ。入場列に結構並ぶかなーと思ってこの時間に来たわけですが、いざ入場が始まると列が一瞬ではけていきました。退場はともかく入場はスムーズなのか…。
自分の席はレベル7(1番上側)の上手側。A席にしてはいい部類だったと思います。もう少し上だと天井の照明機材とステージが若干被って見えづらかったでしょう。
余談ですが、昨日との客層の違いが明らかで笑ってしまいました。昨日は周りの学生っぽい人たちがバイトが~とかレポートが~とか話していたのに対し、今日は"うちの子どもは中学生で~"みたいな話で盛り上がっている人だらけ。前回の来日のマーチを身につけている人もかなり多かったですし、昨日の今日でかなりの年代の差を感じました。まあ裏を返せばメタルは幅広い年代に受け入れられているということなので…。

Mötley Crüe

本日のトッパーはMötley Crüe!!!!
言わずと知れた米国産グラムメタルバンド。来日は2015年以来8年ぶり。あのツアーをもって解散したのですが、2019年に突如として復活。コロナ禍を経て、今の復活ツアーを行なっています。このツアーが北米で始まった頃から日本公演が確実視されていましたが、その通りに来日しました。
自分としては見るのはもちろん初めて。前回のフェアウェルツアー時は高校生だったので泣く泣く断念。Burrnでレポ記事だけ読みました。
ライブはなんと「Wild Side」からスタート!!!
のっけからのヒットナンバーに会場はブチ上げ。その後も「Shout at the devil」や「Too Fast for Love」など往年の名曲が立て続けにプレイされました。
個人的に嬉しかったのは「Live Wire」。イントロのリフがシンプルだけどめっちゃ滾るんですよ。全体的にもスピードを維持しつつ、リフワークやドラムのフレーズで緩急をつけて飽きさせない仕組みになっているのが上手い一曲です。実際、今回も頭と拳振ってたらいつの間にか終わってましたし。楽しかったけどちょっと勿体無い。
一方、「The Dirt(Est. 1981)」もプレイ。もちろん往年の曲に比べれば盛り上がりに欠けるわけですが、自分としてはこれも嬉しかったですね。こういう往年のロックバンドが最近リリースした曲の中では一番好きなナンバーなので。サビにしっかり拳あげて歌いたくなるメロディーがガツンと待ち構えているのが強いんですよね。
その後、メンバーがいったんはけて始まったのはJohn 5(gt)のギターソロコーナー。Mick Marsのツアー活動からの引退に伴い、このツアーでは彼が帯同しているわけですが、これがすごかった。正確無比なシュレッドをとにかく叩きつけるプレイで、それはまるで地獄のメカニカルトレーニングフレーズのよう。Mötley Crüeのイメージとはすこし離れていましたが、せっかく彼が加わっているわけですし、持ち味が出る場があったのはよかったかなと思います。
ソロコーナー後には今度はメドレータイム。「Smokin' in the Boys Room」や「Helter Skelter」などのカバーが矢継ぎ早にプレイされて、これにも会場は大盛り上がり。
そんなわちゃわちゃした時間があったかと思えば、今度は花道の先にある小さなステージにピアノが出現。Tommy Lee(dr)が亡くなったスタッフに捧げると一言述べたのちに始まったのは「Home Sweet Home」。これにはオーディエンスもスマホのライトで反応。穏やかかつ美しいひとときでした。
「Dr. Feelgood」から再びギアを上げて後半へ。「Girls, Girls, Girls」など挟みつつ、ラストは「Kickstart My Heart」。これも生で聴くのが夢だった一曲。本当に最後まで名曲を余すことなく聴くことができたライブでした。
彼らのステージはエンターテイメントの一言に尽きます。
さて、まずセトリが完璧。往年の名曲も欠かさずプレイするだけではなく、最近の曲までカバー。ガッツリオーディエンスを掴みにいったサービス精神の高いセトリだと思います。これ、個人的には「The Dirt(Est. 1981)」があるのがミソだと思うんですよね。海外だと親子とかでライブにくる人が多いと聞きますし、そういった場合、あの映画を見せてたりするケースが多いんじゃないかと思います。そんな若いファンにも、映画の曲だと思って楽しめる瞬間があそこにはあったわけですよ。それが欧米でのライブでは効いているのかなと。まあ日本では親子でMötley Crüeを見にくる人は少ないんですけどね。この日あの曲中にてラップしているのがマシンガンケリーだと認知していたオーディエンスはどれくらいいたでしょうか。
まあそんなセトリもそうですが、セットもインパクト抜群で最高でした。全体的に華やかだったのですが、1番目立っていたのは2人の女性ダンサー。ボディーラインぴったりの衣装で激しく踊る様はまさにグラムメタル。曲によってはコーラスも担っていて、存在感はメンバーに勝るとも劣らないものでした。また、客電が落ちてからの映像(CNNのニュースちっくなもの)など、バックの映像も派手。全体的に派手でアメリカンな演出でした。品がいいとは言えませんが、あのようなダーティーさを求められているバンドなので、そういう意味では完璧だったのではないでしょうか。
そして、心配されていた演奏面ですが、これも悪くはなかったです。いや、Vince Neil(vo)はやはりキツそうでしたし、Nikki Six(Ba)が何を弾いているのかはあまりよく分かりませんでしたが、それでも少なくとも首を傾げるほどではありませんでした。John 5は良かったですね。前述したソロコーナーでは自分の良さを出すプレイをしていましたが、他の曲中ではMick Marsをリスペクトした丁寧なプレイをしていたのが印象的でした。サウンドもそのまま。リードのフレーズの一音一音が伸びやかで、思わず慟哭してしまいました。Tommy Lee(dr)も楽しそうで良かったです。ドラミングもさることながら、ヤバいヤバいとMCで終始興奮していて微笑ましかったです。
高純度のロックショーでした。ロックスターのライブとしては完成系と言っていいのではないでしょうか。皆が歌えるような曲をリリースしてきたという偉業ももちろんですが、それを惜しみなくプレイするというエンタメ性も評価されるべき一夜だったと思います。

Def Leppard

転換中にトイレとビールの購入をなんとか(内部の動線はひどいものでした)済ませ、ホールに入ると既に始まっていたのはDef Leppard!!
とは言っても、今回はほぼMötley Crüeを見るために来たので、こっちはビール片手にのんびり見ました。
しかしモトリーとは打って変わってなんとも上品なステージ。映像は大掛かりなものが流れていましたが、それ以外は基本的に質素。なんというか、自分の偏見ではありますが、アメリカとイギリスの美意識の違いなのかなあと思ったりしました。パフォーマンスとしても、演奏とMC以外のものはほぼなかったし。
とりあえず、予習してきた「Rocket」と「Photograph」を聴くことができてよかったです。次(あるなら)までにもうちょっと履修しておきたいなあ。

以上、Mötley Crüe / Def Leppardのライブの感想でした!!!!
なお、終演後、横浜駅までの道のりは聞いていたより空いていました。アリーナを出てから横浜駅のホームまで、20分もかからなかったと思います。スタッフが慣れてきたのか、この日の客入りが少なかったのか、理由はわかりませんが…。
次は11/20のLimp Bizkit!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?