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馬主さん必見!?JRAブリーズアップセール2023 注目馬 血統診断②


※本記事は「テシオ理論」に基づく診断となっています。
※あくまで個人的な見解であり、活躍を約束するものではありません。

けーばえーくん流テシオ理論に関しての記事はこちらから👇🏻


Part1の記事はこちらから👇

Part3の記事はこちらから👇

それでは!どぞ!


45.マンボビーンの21 牡

北海道セレクションセール 1100万落札
→歩様動画(3月14日)

優先祖先 : Reviewer

優先祖先は米国ダート馬のReviewer。
Reviewerは主に短距離からマイルで9勝を挙げた快足馬でした。

この形を持つ兄弟には、牝馬ながら門別と園田の短距離で6勝を挙げたボアゾンルージュ(父ボアゾンブラック)がいるので、深いダートは得意そうな形です。

信頼度も高いですし、劣性期の父とは合いそうな母なので期待したいボトムラインですね。

種付けイベント

自然の繁殖サイクルで種付けできていますし、時期も良いので、スピードの質はいいものが引き継がれていそうです。
短い距離向きのボトムラインですし、これは本馬にとって好材料といえそうです。

オススメ度 ★★★☆☆

芝適正 ○〜△ ダート適正 ◎ (地方ダート ◎)
距離適正 1200〜1800

形やイベントからは後押しできる材料が多い1頭ですが、懸念点としてクロスの重さが気になります。

気性面や体質面でなにかしらの弊害が起きる可能性がありますし、若いうちは長い距離は持たないかもしれませんね。

ここを乗り越えれば良い馬だと思うので、特に地方馬主さんにはおすすめしたい馬です。


80.アットリーチェノバの21 牝

北海道サマーセール 352万円落札
→歩様動画(3月15日)

優先祖先 : サトノアマゾネス

優先祖先はサトノアマゾネス。
現役時代は芝短距離で未勝利勝ち、マイル辺りでもいい走りを見せていたので、本馬も似た適正になりそうです。

サトノアレスは新種牡馬となりますし、日本におけるこの形のサンプル馬はいません。
しかし、BCマイル,ジュライC勝ちのロイヤルアカデミーⅡをはじめファミリーの海外活躍馬達はこの形を持っている馬が多いので、期待値はかなり高いです。

このボトムラインの傾向通り、本馬も短距離~マイルを本質とし、芝ダート問わない走りを見せてくれそうです。

種付けイベント

本馬は2年連続空胎明け産駒で母胎はフレッシュな状態で種付けされた馬になります。
種付けの時期もファミリーの活躍馬と同じですし、種付けイベントからはかなりいいものを持ってそうな1頭です。


オススメ度 ★★★★☆

芝適正 ◎ ダート適正 ◎~○ (地方ダート ◎)
距離適正 1200~1800

サトノアレス産駒の父似は堅実に短距離路線で活躍馬を出せると思っていますし、本馬もその先頭を走って欲しい存在です。

タフさの元である基礎体力も高いので、使い枯れせず早い時期に仕上がるそうなタイプなのも良い点ですね。

ただ1点、クロスが重たく作用しているので、体質面や精神面には十分注意が必要です。

それを乗り越えられれば活躍の道も近いと思います


34.オートロンシャンの21 牝

北海道セレクションセール 990万円落札
→歩様動画(3月15日)

優先祖先 : オートロンシャン

オートロンシャンはJRAのダートで2勝しましたが、その形は愛ダービー2着馬のSilver Hawkから来ていることがわかります。

少し古いですが、似た形を持つ馬には毎日杯を勝ったミラクルタイムがいますので、基本的には欧州的な芝向き。ダートも条件によってはこなせると思います。

父スワーヴリチャードの活性値が強いこともあり、距離は中距離辺りが本質でしょう。


種付けイベント

時期は曖昧ですが、1度目の繁殖サイクルで種付けできていますし、発情の質が高まる日の種付けでもあるので、この項目からの押し要素は多いです。

大物にもよく見られるイベント持ちですし、スピードの質は良いものが継承されているでしょう。

オススメ度 ★★★★☆

芝適正 ◎ ダート適正 ○ (地方ダート ◎~○)
距離適正 1200~2000

スワーヴリチャードはクロス候補が多く、丈夫な産駒が出づらいと見ていますが、本馬は上手く回避出来ておりまさに成功パターンの配合と言えるでしょう。

洋芝や時計のかかる芝が本質的に合いそうですが、長距離まで伸ばしても大丈夫なスタミナが母系にはありますので、マルチな舞台で活躍して欲しい1頭です。


26.ラタンバスケットの21 牡

北海道サマーセール 1705万円落札
→歩様動画(3月14日)

優先祖先 : アトール

アトールは伊オークスを勝った名牝ですが、ファミリーに同じ形を持つ馬はいませんので、信頼性としては未知な部分があります。

しかし、GⅢにも出走したひとつ上の姉は母似で走りましたので、牝馬にはいい形でしょう。

本馬は牡馬なので、上手く種付けイベントが噛み合えば芝の長めの距離で活躍してくれそうな気がします。

種付けイベント

初回発情時の産駒ですし、時期も良いです。
スピードの質は良いものが引き継がれていますし、大物にもよく見られるイベント持ちです。

オススメ度 ★★★☆☆

芝適正 ◎ ダート適正 △ (地方ダート ◎~○)
距離適性 1400~2400

名牝から形を持ってこれるのは強みですし、それを後押しする種付けイベントも素晴らしいものを持っています。

3代母アトールは産駒が3頭しかおらず、牝馬は日本で繁殖入りのサンデーピクニックだけなので、かなり貴重な血ですし、次世代に繋げたいロマン血統ですね。

一方でクロスは若干重たく、精神面や体質面には不安が残ります。
これを乗り越えて活躍の道を歩んで欲しい1頭です。



今回はここまで!
Part3もお楽しみに!

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記事内引用元
馬体写真 : https://jra.jp/facilities/farm/training/bus/pdf/23sale_photo.pdf
血統表 : netkeiba 配合シュミレーション

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