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青ブタ最新作はけっこう面白いみたいなので角田くんは語ります(CV.水瀬いのり)

BよりのC


公開初日で見に行けました。青ブタシリーズ最新作。17時台でしたが学生でごった返してて激混みでした。青ブタシリーズのカルトに近い人気の高さにつくづく驚かされます。とはいえやっぱり良く出来て作りこまれた作品だなって思います。満足です。そんだけ書いてるのに査定があまり良くないのは後述します。

ここからはやんわりとしたネタバレがあります。
見てない方はお近くの劇場へ向かいましょう。

感想

高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、
峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。
そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、
誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、
咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された想い。
二人で踏み出す未来への物語

劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」公式サイトより

結局のところ、ヒロインの花楓がめちゃくちゃに可愛い。これに尽きる。アニメシリーズから見てる分としてはかえでの無邪気な時から見ているのも相まってめちゃくちゃにビジュアルだけじゃなくて態度,言動も愛おしい。アニメの時は無邪気で天真爛漫なブラコン全開なかえでが少し大人びて態度も素っ気ない感じ。姪っ子の運動会で姪っ子の成長を感じてニチャあ的ニヤケ顔をする叔父さんになったのは言うまでもない。そんな感じですごいツンケンしてる様に見せかけて結局のところは人ごみが苦手で咲太の事が大好きな感じ。控えめに言わせてください、至高。叔父さん的な刺さらせ方をしてくる花楓は強い。視聴者をここまで作品の世界観に没入させれるのはストーリー、キャラの掘り下げがしっかりできているからこその業。素直に拍手です。
1視聴者の不快な独白は置いといて、『かえで』から『花楓』へ託された想いというところの描き方はめちゃくちゃ良かったです。かえでのノートに書いてて達成できてなかった咲太と同じ高校に行く夢を叶えようとする花楓の健気さと危うさというか。花楓は咲太がかえでに対しての未練を振り切れていない気持ちを感じ取っててたけど言えずに受験本番まで来てしまって。。。感情が大いに揺さぶられましたね。
作中の咲太の優秀さにはひたすらに驚かされます。こんなに実用的なシスコンはいたでしょうか?有史以来初でしょう。このシリーズの良さは現代社会の便利で人と簡単に繋がれる反面、少し感じてしまう"窮屈さ”に良い意味で脱力出来ている咲太がぶったぎってくれるとこなんかなと思います。今回はモヤっとしてた咲太も吹っ切れたのも良かったですよね、他作品ですけど推しの子1話のゴローの「和解した」の時の感覚に似てるような気がしました。
こっからはなんだかなあな部分ですが、別に映画なくても良いのではと思ってしまうところです。作品としては文句の付け所がないですが、映画に観るとしたら火力が少し弱い、言い方にあまり良くないですが明らかに鑑賞後のカタルシスがショボい。原作未読勢なので鑑賞してる最中は最後の大爆発のための種まきなんやろなってワクワクしながら見続けてエンドロールが流れた時にえ?これで終わりかっていう不完全燃焼でした。これは作品の内容が悪いんじゃなくて映画でやったのが原因です。あの内容であればアニメ3~4話分使って作ってくれた方が僕としてはありがたいです。青ブタシリーズは原作的に映画よりアニメの方がやっぱり映えるような気がします。ここまで上げといて最後にドンッと落とす感じ、シリキ・ウトゥンドゥか。

さすが角田、ブタ野郎だね☆


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