え?この期に及んでキスなんですか?
B
2024年冬アニメのレビューもそろそろ佳境です。ダウナーな雰囲気で終始進行していたこともあり、名が売れることはあまりありませんでしたが好みなアニメでした。各クールごとに掘り出しものな発見があるのでやっぱりアニメは良いですね。
感想
2-3話ぐらい完結する話を複数ある構成。各話でゲスト声優的な存在がありそこには金がかけてる印象。とは言うものの日笠陽子、早見沙織、富田美憂、花沢香菜などの「あ、この声はあいつやな」タイプの声優ばっかり起用したので物語の重要人物が薄々わかってしまうよくあるやつになってました。
主人公はアシャフとギドのバディ形式。ではありますが、対等なバディというよりひたすらに荒くれ続けているギドをアシャフがなんとか落ち着かせている方がしっくりくる。物語はダークファンタジーと名を打っているだけありダウナーな雰囲気でミステリー、バトルの要素もあるのでクセになります。その中で最後の必殺技が魔女とキスする突飛なやつにしたのがおもしろいです。キスをする結末を持っていくために魔女と魔剣のヘルガが死にかける直前に今までの人生を悔いてからの急に「キスしたかった」ととんだ痴女みたいなことを言わされていたのは笑いました。どこに人生の価値を置いてんねん。
自分は「美と死」が好きでした。ここはなぜかアシャフとギドに全く出じろがありませんでしたが、ファノーラとヨハンのコンビが好きでした。勧善懲悪的な展開も好きでしたがヨハンを淡々と従属させているように見えてなんだかんだで大事にしているファノーラが好きでした。ラストシーンでヨハンの分の一撃をお見舞いさせる描写はこういうのが見ときたいんや大賞にノミネートです。
展開の都合上、前フリはあったにはあったが結局は急に痴女ムーヴをかまさざるを得なかったヘルガ以外は好感度は高いまま終わった本作品。続編はありそうです。結局、起源の魔女は現れたのは現れましたが解決せず。今後の展開が気になります。ヘルガは貞操概念だけはしっかりと持って生きて欲しいです。
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