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『オペレーション〈マンネリズム〉』

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クリスマスイブですね。インスタグラムのストーリーはホールケーキまみれです。美味しそうです。それをよそに、自分はももクロのライブからのM-1の黄金ルートでした。令和ロマンはおめでとうございます。抽象的な表現ですがコンビ名から感じるに文化が令和になってきているように感じます。それとは別に松本人志の真空ジェシカへの講評の中の「笑いって遠近感」という言葉を反芻しています。見る側と見せる側の関係性を絶妙に言い現わしてる気がしますがまだ自分の中で消化できていないのでもう少し練ります。過去最長の無駄話ですが本題に進みます。今回はSPY×FAMMILY2期です。アーニャがカワイイだけのアニメじゃなかったです。とはいえ良くも悪くもマンネリです。

感想

人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。
東国オスタニアと西国ウェスタリスは、
十数年間にわたる冷戦状態にあった。
西国の情報局対東課〈WISEワイズ〉所属である
凄腕スパイの〈黄昏たそがれ〉は、東西平和を脅かす危険人物、
東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、
ある極秘任務を課せられる。
その名も、オペレーション〈梟ストリクス〉。
内容は、“一週間以内に家族を作り、
デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。
〈黄昏たそがれ〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、
家族を作ることに。だが、彼が出会った娘・アーニャは
心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!
3人の利害が一致したことで、
お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
ハプニング連続の仮初めの家族に、
世界の平和は託された――。

「TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイト」より引用

今回の2期は豪華客船編がメインで描かれていました。原作ではややマンネリを感じてましたがアニメでは悪くなかったように思います。殺し屋としてのヨルさんの敵組織をバッタバタと薙ぎ倒していく様は漫画よりも爽快でアニメ化して良かった点の1つです。アーニャとロイドも各々で空回りしながらも自分なりに頑張ってたのでノイズにならないながらも存在感を示してたのはよかったです。

SPY×FAMILYの特徴としてはメイン筋の話に小話をいくつか挟む構成です。今回はその小話の質が高かった。知恵の甘味とバーリントラブもアーニャとベッキーの個性が上手く表現できており満足度は高いです。最終話で豪華客船に乗船できず出じろが少なかったボンドに見せ所が作られてあってキャラをぞんざいに扱わずそれぞれに見せ場を与えたのは好印象です。

原作のストックがやや厳しいのでアニメ3期は少し先になるかと思います。これはアニメの問題ではないのですが良くも悪くもマンネリが開始しています。この家族は相手の出自に気づかずにひたすらにすれ違いコントをし続けるような気がします。私たちは令和のサザエさんの誕生を目撃しているのかもしれません。と考えるとサザエさんみたいに日曜18時半ではなく深夜で10-15分×2-3本みたく構成も安定していない。帯に短し襷に長しな印象はあります。しかし、昨今はサブスク全盛であるためテレビのゴールデンタイムに放送する意味はもうないのかもしれません。

この変化は新たな可能性を秘めた令和のロマン


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