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Daryl Hall & John Oates - X-Static (1979)


Daryl Hall & John Oates - X-Static (1979)

『Private Eyes』でお馴染みのDaryl Hall & John Oatesの9枚目。邦題は『モダン・ポップ』。David Fosterがプロデュースということで興味を持ち、2曲追加で収録されているExpanded Editionを聴いてみました。

ジャンルはいろいろ混ざってる感じがします。ポップ、ロック、ディスコ、AOR、ワンドロップっぽい曲もあります。

ちなみにドラマーはJerry Marottaという人で、あのRick Marottaとは兄弟という間柄。Jerryさんの方が弟だそうで。

個人的な感想としては、ポップアーティストとして名を馳せただけあり、割とストレートな部分が多く、つまらなく感じるところも多少ありましたが、反面、おもしろいポイントもたくさんありました。

1曲目は、サックスと7拍子のフレーズが印象的。

3曲目は~1:00の、ジャコパスっぽいベース+Aメロ前のコードに心惹かれました。

4曲目は、かなりAirplay的な仕上がりとなっている気がします。David Fosterを特に感じられてかっこいいし、Jay Graydonのギターソロ(2:07~, 2:53~)が最高。

6曲目は、ベーススラップと効果音が楽しい。ニューウェーブっぽさをちょっと感じるかも。

7曲目は、ポリスっぽいレゲエの曲で、特にドラムが好きで、1:17~のフレーズは真似してみたい。

9曲目は、10曲目に繋げるためのインタールード的なインストだが、かなりイカしてます。

ちなみに、10曲目はそれほど好きじゃありませんでした。というか繋ぎの9曲目よりキックの音圧が下がってるため、10曲目が始まった瞬間にいきなりテンションが冷めてしまいます・・・。曲自体はアメリカっぽい元気なポップ/ロックなので楽しい感じではあります。

ボーナストラックは2曲ともいい感じです。11曲目はDavid Fosterのダシが効きまくりで、12曲目はパンクでかわいく、Hallofonのフレーズが登場して嬉しいです。


という感じで、つまらなく感じるところもあるなんて書いておきながら、総じてかなり楽しんでます。お気に入りを絞るとするなら『All You Want Is Heaven』と『Hallafon』です。

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