きづなPARKのおもしろさ!「比べる意味ってなんなのさ?」
きづなPARK事務局です。
今日は「きづなPARKのおもしろさ!」を皆さんに知ってもらうべく、レポートで表現している「比べる」についての考え方を紹介します。
読み終えたときには、皆さんのデータのとらえ方が変わるかもしれません。
さて、きづなPARKでは、ユーザー企業の経営が可視化できるよう、事業活動をデータとして蓄積しレポートで表示しています。
蓄積されたデータは情報として、経営における課題に気づくきっかけとなり、自社が次の行動のための意思決定の一助になります。
きづなPARKの自社レポートは、経営における課題に気づくための道具と言えます。
企業の状態をデータ化するのは「比べる」ため
事業における活動をデータとして蓄積するメリットは何でしょうか。
それは「わかりやすくなる」という点です。
日々の事業活動で、お金の出入りは毎日発生すると思います。経理担当の方は、日々お金の出入りを記録されていますが、その記録だけを見ても、実際にどのようなお金の動きになっているか、把握するのは難しいでしょう。
事業の状態をデータ化し要約(例えば、売上、費用ごとに合計金額を出す、など)することで、情報量が多くて把握が難しい状態だった事業を、ヒトが理解しやすい形で表現することができます。
経営の可視化は、事業の状態を経営者が正しく把握するために必要不可欠です。
「比べる」のは「差」をとるため
事業活動をデジタル情報としてデータ化すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。それは様々な比較が可能になるという点です。
例えば、自社の過去や計画の値との比較。また業界の平均的な値との比較などです。
比較すると以下の相違がわかります。
優劣の相違
高低の相違
大小の相違
距離の相違
方向(ベクトル)の相違
立ち位置の相違
こうして出してみると、「相違」にもいろいろあるなと思います。
比較すると相違点が見えてきますが、それではその「相違」は何を意味しているのでしょうか。
比較した時の意味は、何と比較するか、によって変わります。
例えば、自社の過去の売上高と現在の売上高を比較する場合、
自社の成長度合いを把握することができます。
この先の事業展開を考えるきっかけにすることができるかもしれません。
自社の予算の売上高と現在の売上高を比較する場合、
それは事業活動の計画に対する進捗状況を把握することができます。
月次累計で実績が計画を下回っている場合は、てこ入れの指示が必要かもしれません。
業界の平均的な売上高営業利益率と、自社の売上高営業利益率を比較する場合、自社の業界内での立ち位置を把握することができます。
自社の売上高営業利益率が過去最高になっていても、業界平均より低い場合、自社内の問題を洗い出す必要があるかもしれません。
このように、比較する対象によって意味は異なってきますが、共通する点としては、「差」を認識して「差」がどれくらいあるのかを把握することで、これまで見えていなかった違いが見えるようになってくる、これが「差」をみる目的です。
「差」をとるのは動くため
それでは「差」をとるのは何のためでしょうか。
それは、この先、自社が行動を起こす際の、経営者の意思決定のためです。
今、経営者が立っているその場所から、この先、
このまま進んで行ってよいか
立ち止まる方がよいか
引き返した方がいいか
別の手段を選択した方がいいか
などの選択肢から、経営者は選択をしなければなりません。その時、これまでの活動をデータ化したものが、経営の資産となって、意思決定の一助として使えるようになります。
まとめ
きづなPARKのレポート上には、様々な比較があります。事業活動の状態を可視化することで、自社の状態を比較先と比較し、差を見ることで、新しく見えてくるものがあるかもしれません。
きづなPARKをご利用されている場合は、早速きづなPARKにログインして、自社の経営状態を確認してみてください。
また、ご自身で自社の活動をデータ化しレポートにする場合に、参考にしていただけたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!
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