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再点火

はるか昔の恋心に火が灯ってしまった。
押入れで眠る、日の目を見なかった花火のよう
しなしなに湿気ってはいるがなんとか点いた花火、
火花の稲穂が垂れ、ぱちぱちと、弾け始めた。

思い出の中のひと。ふとしたタイミングで。再会。

お互いの現状と昔話を持ち寄り。
空白期間の埋め合わせを試みる。それが、心地よくて仕方がない。





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