「何もない」から生まれるもの
飛行機の乗り継ぎ時間に、真夜中の香港空港で「ここは、おしまいの地」を読んだ。
話題になった前作は読んでいなかったから、こだまさんの文章を読むのは初めて。苗字が一緒で親近感。
この本は、生まれ育った集落や家族のことなどが題材になっていて、とても興味深い話題が多かった。
笑ってはいけないのに笑ってしまうようなところもたくさんあって、こんな風に文章書けたらいいなと思った。
短編作品がいくつか入っているのだけど、私は最後の2つ「首に宿る命」と「父のシャンプーをぶっかけて走る」が好きだった。
転落したときのことを文章で消化するの、真似していきたい。
実はこのnoteも香港空港で書いていて、
今フードコートみたいなところな座っているんだけど、
清掃の方がものすごく仕事熱心で、人が座っていても容赦ない。
足元や荷物すれすれのところまで、遠慮なく掃きつづけていてちょっと怖くなってきた。
そして、建物内で工事が始まって騒がしい。
乗り継ぎまでが長くて少し疲れてきたけど、ひとり旅やっぱりいいな。
来て良かったと、もう思える。
早く朝になって目的地に向かいたい。
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