手癖について考える
kdkです。
今回はイメコン界隈でよく見る用語「手癖」について考えていきます。
自分の見え方に誤魔化されそうになる
イメコンにハマって服のテイストがわかる診断を初めて受けたの頃に気づいたことは、「ああ、今までは似合う服じゃなくて、自分が可愛いと思う服を着ていたんだな」ということでした。
「可愛い」なんて感情はごちゃごちゃなので、組み合わせる力がない人間がいろんな可愛いを詰め込むとごちゃっとするし、可愛いと思う服を自分が可愛く着れるかというとそういうわけではないらしいというのは、それまでの私の盲点でした。
今ではある程度自分が着て自分がよく見える服が選べるようになった気はしています。
そんな今難しいと思っているのが「好きな自分の見え方」に引っ張られることです。
客観的に見ると伸び代がある格好なのに、なぜか試着室の鏡で見ると「いいな」と思ってしまう格好があるみたいなんですよね。
私の場合は「カジュアルで可愛らしい感じ」に引っ張られやすいみたいです。「こんな友達多そうな感じで大学生活を送りたかった」みたいな格好なんですよ。過去を引きずる人間は大変です。
カジュアルは得意だけど、私の場合は可愛らしくする(≒大人っぽさを削りすぎる)と野暮ったく見えます。自覚してればいいんですけど、問題は鏡に映るその野暮ったさを「良い」と判断してしまうところなんです。
全然よくない。
買ってから服着て外で自分を見ると違和感が煮詰まってくる感覚があるんですよね。だいたいちょっと幼く見えるし、悪くいえば若造りっぽい感覚が残るし、その結果自信がない感じもしてくる。本当よくない。
今回は、このような「手癖」を一度書き出してみて予防していこうと思った次第です。
手癖のアウトプット
下記、思い当たる限り書き出してみます。
首の詰まったトップス
カジュアルすぎるえり
全身ゆるっとしたタイトさのないシルエット
やたらクロップド丈・ローウエスト
ごちゃごちゃ多色
1. 首の詰まったトップス
ハイネックはいいでんすが、クルーネックを許容しすぎな気がしています。考慮したクルーネックならいいけど、考慮していないものが手元にあるのは確か。
ただでさえボトムがワイドなのもが多いので、それと合わせるとカレッジ感が強くなりすぎちゃう気がするんですよね。楽は楽なんだけど、今は学生ではないのでもうちょっとシュッとさせたい。
手持ちのクルーネックはネックレスと合わせたり、ジャケットと合わせたりして工夫していくとして、新たに増やすときは一度立ち止まって考えることにします。
2. カジュアルすぎるえり
クルーネックはギリギリいいとして、首周り。よれてくる部分があるじゃないですか。首リブとかっていうみたいなんですけど、着ているうちにあの部分に目が行くようになってくるんですよ。買うときは全く気にならないのに。
いわゆる古着とかが似合う人の中には、首もとがゆるっとしたのもオシャレとして消化できる人もいるんだと思うんですが、私の場合は「ヨレ」に見えるんですよね。ただの。たぶん思っているよりも私には「シュッと」した感じが必要なんだと思うんですよね。
でも気に入って買ったのにそんな結末だったら悲しいじゃないですか。
クルーネックとも共通しますが、首周りがピッタリめな服は今後よれる恐れがあるかどうかを見極めてから購入したいです。
3. 全身ゆるっとしたタイトさのないシルエット
これも「シュッと」に通じますが、全身ゆるっとしたシルエットは違和感が出ることが多いです。楽なんだけどね。
上述しましたが、そもそも私はワイドパンツばっかり履くんですよ。で、その上トップスまでオーバーサイズのTシャツとかだと、似合ってはいても惜しくなるんですよね。
ギリギリ社会的な姿は保てるものの、仕事をする人間の姿ではなくなると言いますか。
真夏はピッタリめのインナーを着るし、秋から初冬くらいはピッタリめのタートルインナーを着るのでいいんですが、問題は初夏と真冬。気温に合わせてオーバーサイズのTシャツとオーバーサイズのニットを着るわけなんですが(風通しと防寒)、機能性が良かったとしても見た目にすごい違和感が出ます。
現行の手持ちでゆるっとしぎるときは、髪をアップスタイルにするとか反対にしっとり重たくするとか、メイクをしっかりめにするとか、「シュッとした」とか「大人っぽい」要素を足して対処していきたいです。
単純にボトムを買い足しでもいいんだろうけど、ワイドパンツ以外に変える方が私には難易度が高い気がするんですよね。でもワイドパンツ以外の試着くらいはしてみてもいいのかもしれない。検討します。
4. やたらクロップド丈・ローウエスト
ニットやアウター・ワンピースでやりがちなんですよ。
ジャストウエストは骨格的によく見えないから着ないんですが、クロップド丈だと可愛くなりすぎるし、ワンピースも切り替え位置が高すぎると背が低く見えるくらい違和感がでます。だからってローウエストな服をそのままアウトで着たらだらしなく見える。
なんて難儀なんだ。
今の所のベストは恐らくこの2通り。
タイトなトップスをややハイウエスト気味のボトムにインする(その上から何か羽織る)
オーバーサイズのトップスをインして、ウエスト位置を匂わせながらたゆませて骨格に合わせる
絶対失敗したくない日はこのバランスで着ればいい気がしています。
加えて、ワンピースは全身ややタイトか、ウエストを拾わないけど広がりすぎないIラインがしっくりくるんだろうなと推測しています。
クロップド丈とローウエストで既に手持ちにあるものは、他のところでシュッとさせながらそういうものだと思って使っていくしかないのかな。
新しく買うときは試着室で妥協しないように心を強くしていきます。特にクロップド丈に甘いようなのでね、私。クロップド丈は本当に可愛いんだけど、今目指したい方向とは違うことを心に刻み倒していきたいです。
5.ごちゃごちゃ多色
これはね、好きなんですよ。
とっても好きなんですよ。
抽象画みたいな多色が私は大好きなんですよ!!!!!!!!
カンディンスキーみたいな配色がとっても好きなんですよ!!!!!!
ピカソもクレーも、あとアンリ・ルソーも好き。色に目が行くというか、ごちゃごちゃだけど混ざらずに多色に見えるというか。
ニットとか帽子とか持ってるんですけどね、いけるものとちょっと違うものがあるんですよね。
ちょっと違うな、と感じるものは彩度が高すぎるのかもしれないな、と言うのが最近の体感です。多色でも色のコントラストが強いのは今したい服装とは相容れないんだろうなと思います。白と黒でも私にはちょっと違うし。
色の境目がはっきりしているものもちょっと違う気がしています。均一なボーダーとか、ドットとか、単純な柄っていうのかな?もっと複雑でごちゃっとした柄の方が合わせやすいんだと思います。わたしのパリ流からスポが外れたのはこういうところもあるんだと思う。
多色を選ぶときはコントラスト抑えめのものを選んで、かつ柄の作りにも目を通そうと思います。柄物はついつい「可愛い」の括りにまとめてしまいがちなので気をつけます。
まとめ
手癖を見直してみました。
今回書き出してみて、「可愛い」と思ったものはダブルチェックが必要なんだと気がつくことができました。
それから、私が「可愛い」と思うものは、だいたいゆるっとしたカジュアルなものが多いようです。こういうものって、買うときに「楽だから」「着心地がいいから」などと言い訳できてしまうんですよね。買う理由が簡単に作れちゃうんですよね。これは新たな発見でした。
楽な服は必要なので買わなきゃいけない時もあるんだけど、そうでない時にも言い訳を発動させてしまう可能性があるということを自覚していこうと思いました。
もし私がこの直したい手癖でものを買おうとしていたら止めてください。よろしくお願いします。
今は自分が着てて楽なことよりも、よく見えることを大事にしていきた気分なので、頑張ってみようと思います。
読んでくださってありがとうございました!
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