第39回 静岡リーグ(帝静戦)第一節
先週の「帝阪戦」に続いて開幕の静岡リーグ(帝静戦)。GW明けの東北・帝杜戦までリーグ戦の開幕が続きます。
今年から小島武夫杯・帝王戦との紐付けが明確にされたプロ連盟のプロアマ混合リーグ戦。静岡ではそれに加えて「対局スタート前イベント」と「終了時間の前倒し」「運営の担当入れ替え」が行われました。スタート前イベントは「何切る」の討論会やゲスト来場時の公開対局。それに伴い終了時間がやや早くなりました。我々非静岡民にとっては大変助かる。
新しいことにチャレンジするのは大変だけれど、やっぱり静岡支部には常に挑戦し続けてほしい。1階の開会式のグダグダ加減も、次はガンバレという感じでした。きっとうまく運営できるようになります。なんやかんやワチャワチャしているのも静岡っぽくて好きです。
今節意識したのは「仕掛け、立直のレンジを広く見せる」。高いのか安いのかよくわからないように、いろいろな値段・スピードを混ぜて攻めることを考えました。公式ルールは「普通、早い順目の両面チーはドラ対子以上」「牌効率通りに打っていないのはドラがないから、あれば牌効率は崩せないでしょ」とか、いろいろなセオリーがあるわけですがそういうセオリーを崩した打牌をすることによって読みをずらして上がりやすくできるのではないかと。
1回戦 天音プロと同卓
ジリジリした展開から三暗刻崩れの5,200をアガリ。すぐに点数が出てこなかったのは残念です。發、2の暗槓を入れて訳が分からなくなりました。自模れば2,000-4,000で簡単なのに…
その後も混老対々役役(12,000)の高打点をキメて+27.5ptsの大きめトップ。ありがてぇ。このアガリは安い仕掛けを挟んだから3副露もさせてもらえたと思っている。いわゆる「舐められた」打牌を引き出せたのではないか。
2回戦 渡辺王位と同卓
昨年は新人プロの中で渡辺プロとだけ同卓出来ていなかった。そういえば安部プロ、高橋プロ、廣岡プロと同卓したときは役満をあがったななどと思い出しました。おじさんの怖さを見せつけてやりました(ドヤ
対面に8,000を打ち込んでスタート。1鳴きの対々ドラドラは回避不可能。辛いわぁ、などと思いながらも2,000と3,900(+1,300)をアガって原点付近へ。コツコツ返していきましょう。そして南場の親番1本場。ドラ暗刻の配牌をもらって渡辺王位から⑧の出アガり。渡辺王位は相手との距離感のとても繊細なバランスで戦う選手と感じた。安い手を仕掛けている自分を、これも安いだろで11,600はかなり激痛だったのではないか。まぁ、だいたい安いので距離感は間違ってない。トップで+17.2ptsの加点。
オーラス、王位の門前混一七対子は横移動でラッキー。あぶねぇ。
3回戦 小林プロと同卓
WRCリーグ優勝の小林p、前々回の静岡リーグ覇者・いとうメル氏、元アマ最強位・浜松のリーチ超人と同卓。
早速安い仕掛けでリーチ超人の立直に飛び込んで満貫支払い。それでも安い仕掛けを続けて少しずつ返済しながら局を進める。そんな中の東4局。ドラ色でしかけ始めてかなり遠い混一スタート。3‐6‐9の清一まで育って自摸。清一ドラドラの3,000‐6,000。高いのも安いのもどちらもやっております。
ただ、放銃も多くて(おもにリーチ超人に)ギリギリ浮きを確保の+5.8pts。オーラスのチャンタ聴牌からの小林pへの白・中鳴かせはやり過ぎでした。小林pのドラ打ちからの親のドラポンで、相手の手をロックするどころかこっちの手がどうにもならなくなってしまいました。反省。
4回戦 サムプロ、大枝プロと同卓
きつかった。前期の三節目と同じ感じ。また混老対々の聴牌をしたが、發をサムさんにしっかり押さえられて上がれず。何度か無意味な勝負をしてしまった。特に自分の一人沈みを確定させるオーラスのサムさんへの放銃は「気ぃ狂ってる」レベル。ちょっと展開が悪すぎて冷静さを欠いてました。せっかくの浮きを半分溶かしてしまった。▲24.6pts
本日トータル+25.8ptsは「熱くなって無意味な勝負をした割には」良かったのかなと。3回戦目までは良く戦えていたので、広いレンジで打点を読みにくくさせる戦術は継続していきます。手が短くなってリーチを受けて勝負!にならないようにいろいろ勉強します。