【お店雑記】 「経験」がしたい。
最近、お店にいくときハッとしたことがある。私は「調べすぎている」と思うのだ。
たとえば気になる喫茶店へいきたいとき。
事前にスマホで色々調べてしまう。まずグーグルマップをひらいて、営業時間やクチコミ、店内の写真をざっと見る。
クチコミはいいものから悪いものまで。お店の回答も読むことでどんな人がやっているのかを想像する。情報が足りなかったらインスタやツイッターで店名を検索してよりリアルな声を探す。
店内の写真もくまなくチェックする。席数がどれだけあるのか、広いか、きれいか、メニューは?盛り付けは?などなど、たっぷりみてしまう。
先日そんなことをやりながら、あれれ?..とすこしさみしい気持ちになった。
まぁ営業時間を見るのはいいまでも、(いってやっていなかったらがっかりするしね)スマホの画面から知り得る情報だけで知ったつもりになっている。果たしてそれは「ほんとう」の情報なのだろうか、と。
よく草々に来たお客さんが言うのは、「思った以上に●●だった」ということだ。それがポジティブな意味なら、そのたびにうれしいなぁと心のなかで小躍りする。事前に知っていた以上の情報が、きっとこの場所にあった。
それはつまり、『出会った』ということなのだから。
ただ行動することを「体験」と言うならば、私はさらに「経験」をしたいなぁと思う。結果がいいか悪いかが大事ではなくって、その場所へいって感じたことすべてを持ちかえって「経験」にしたい。
草々でいうと、うつわは主役でありながら、行動を起こすきっかけに過ぎないなと思ったりもする。実はうつわの「まわりにあること」が愛おしくて、まるっと抱えたくなるような、そんな場所になれたらいいなと思うのです。
なにかと調べすぎてしまう自分への、自戒の念も込めて。
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