【インタビュー】土器から学んだ「いのり」の心ー陶芸家・畑中篤さんが作品に込める想いとは。
私が畑中篤さんのうつわにはじめて出会ったのは、2020年の冬。
場所は奈良県のとあるギャラリーだった。
パッと見たとき、それはそれはうつくしい佇まいのうつわたちが並んでいるなぁと思った。触れるとさらにつくり込まれた世界観が伝わってくる。こわいくらいに、という表現がはたして適切かどうかわからないけれど、ほんとうにこわさを感じるほどだったのだ。
陶芸家の畑中篤さんは、とても柔らかな雰囲気をまとった人だった。
技術的なことやできあがりの過程を細かく説明してくれる。まるで、話しな