フェルドマン式知的生産術～国境、業界を超えて働く人に～
【著 者】ロバート・アラン・フェルドマン
【発行所】株式会社プレジデント社
2012年10月10日 第１刷発行
この本、以前、プレジデントを３年契約（だったかな？）したらおまけでついてきました。結局、プレジデントもパラパラとしかみず、この本は本棚行きでした(;^_^A
表紙の折り返しより
経済学者、社会学者、小説家や心理学者など、情報を扱う方法はそれぞれの専門によってさまざまですが、専門家の能力として共通しているのは「ＡとＢという情報をもっていること」ではなく、「ＡとＢという情報からＣという結論が導き出せること」。つまり「情報途上の関係をつくる力」なのです。それが分析力です。
１．３ポイント
（１）下品になってはならない数字力とは？
数字の力は大きいが、数字・数学を使う時は注意が必要。
著者が学生時代に経済学の先生から言われた言葉は、「数学はトイレと同じだ」。「人間であるかぎりトイレは使わないわけにはいかないが、人前でトイレのことは話さない。数字も同じだ。人前では話さない」
これは、数学はたとえそれを使って分析していてもあまり露骨に示すべきでなく、他の人が簡単に理解できるよう、品よく話す工夫が必要。ということ。「数字力」が必要。
操作されていることもあるので、正しく見る力が必要となる。
数字力を身につけるには「数字をこわがらないこと」簡単な身近にある事から始める。たとえば、自分の１日の時間の使い方を考えてみるような。
アメリカの格言
「数字はウソをつかないが、ウソ付きは数字を使う」
（２）時間・エネルギー管理は見落としがち？
「時間管理」の問題は、「人生計画」の問題。人生の大きな目標があり、その目標から逆算して時間の配分を考えていく。これが時間管理の基本。
長期、中期スケジュールをつくり、夜、翌日のスケジュールを作成することが効率的に作業をすすめることができる。
そして、時間管理と切り離せないのが「スペース管理」。スペースを整えることで効率よく作業ができる。
体力、健康管理も重要
（３）ハブ性で高める言語力とは？
ハブとは「中核」の意味。
自分のハブ性を高めるには外国語を覚えること。
外国語を覚えた人は、国境と超えた取引やコミュニケーションが可能になり、人脈や情報が集まってくる。
外国語を学ぶことは大変という意識が働くが、大事なことは「楽しく学ぶこと」
人の幸せは人生を面倒くさいと思うか、冒険と思うかによって決まる。面倒くさいと思ったら幸せにはなれない。冒険と思えば幸せだ。
２．１アクション
「面倒くさい」という思考を排除する。
３．１エピソード
私の好きな言葉の一つに、「喜んで行い、行ったことを喜べる人は幸せである」。この言葉を知ってから、常にそうありたいという思いはあるが、なかなか難しい。
何時の頃からか、「面倒」という言葉が頭をよぎるようになり、「やろう！」と思っても「面倒」という思考が勝っている。「面倒」がないときはフットワークがものすごく軽い。
この思考、心と体の健康に影響しているのかと思う。心身を整え「面倒」という言葉を排除する。
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