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読書をする子は○○がすごい

【著 者】 榎本博明
【発行所】 日経BP

 2021年 5月 7日 第1刷発行
 2021年 6月 7日 第3刷発行


1.3ポイント


(1)子供達の学力の二極化が進んでいる?

心理学や教育社会学の分野で子供達の学力格差が深刻視されている。
幼児期に語彙力の格差がみられ、小学校での学力に影響するというデータや、小学校入学時の語彙力の差は6年生になっても縮まっていないとデータがある。

言語面で恵まれている家庭の子どもと恵まれていたい家庭の子供の語彙力の差がデータで示されている
・幼稚園にはいるまでに耳にする単語の数が3万以上の差
・小学校に入学するまでに語彙力数は1万5千個の差
がある

(2)読解力はどこに影響するのか?

・コミュニケーションのすれ違い
相手の言葉の意味を正確に読み取れず、相手がわからないと思ったり、自分勝手なことばかり言ってると誤解したりして、ちょっとしたことでトラブルになりやす。

・授業中に読解力不足でイライラが生じやすい
教科書を読んでも授業中の教師の解説を聴いてもよくわからないためイライラし、ストレスがたまり攻撃的になる。

図解するとわかりやすいので、図解を多用しすぎることで教科書の文章や教師による高等の説明だけでは十分理解できないといった結構を助長する面もあることが懸念されている。

(3)なぜ読解力が身につかないのか?

①本を読まなくなってきている。
毎年6月に行われる全国学校図書館協議会が毎年実施している学校読書調査によると、
・2005年までは6~8冊を推移
・2006年は9.7冊になって以来、10数年はおよそ10~12冊で、
・2019年の小学生 5月の1か月間に平均11.3冊
となっている。
しかし、小学校3年生で、全く読まない子供は22.9%、2時間以上読む子が0.8%。1時間読む子が8.3%、30分読む子は22.6%、15分読む子は16.5%
この結果、読書の2極化現象が小学校で始まっている。

②SNSによる影響
SNS上の短いつぶやきは、豊かな語彙に出会う事はない。複雑な文脈を読解する力を聴くこともない。誤解をさけるための絵文字などを使用するため語彙力や読解緑が鍛えられない。

③スマホの影響
スマホをもつことで絶えず人とつながっている感覚になり、何をしていてもスマホが気になり、物事に集中できない。検索するのが癖になり反射的に検索して、自分の頭でじっくり考える習慣が奪われる。集中力の欠如や、検索習慣が思考力の低下にながる。

2.1アクション

スマホがそばにあると気になり集中して作業できなくなっている。作業の途中でスマホをさわないよう、他の部屋にもっていくなどの対策をする。

3.1エピソード

子どもの読書に対しての本であるが、大人にも通じるところは沢山ある。
携帯をもつのが遅く、スマホに変えるのも遅かった。「周りに早くスマホをもって下さい」と言われ続けていたが、それでもそんなに不便を感じなかった。しかし携帯をもちスマホにかわり、電話だけでなくインターネットをつなげることにより、生活がか変わった。常に、スマホが気になり自由がなくなっている感じもしていたことがある。ちょっとわからないことは、以前は本を調べてたが検索に変わる。検索ですぐ情報がとれるが、なんとなくうわべだけという感じもしていた。



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