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区民プールに浮かぶ身体と精神はすべてなにかの名残であって /公木正
金曜が三度あるようなこの週の土曜の手前粘り気がでる ありがとうございます。 前回のテーマ…
山田佳乃選「蓬」佳作 どつさりと籠に蓬のおもてうら /公木正
白黒のほとんど白の野良猫の切られた耳に黒はあったか /公木正
NHK短歌2024.4/山崎聡子選/佳作/「傷ついたこと」 今はない忌まわしいあの校則の忌まわしいあ…
ほの甘い筋肉痛や夏の鴨 (水曜日/24/5/15) 早春や扉ひらいて傾ぐバス(金/2024.2) 初山河動かぬものはみなきれい(銀) スモッグや年の離れた姉帰る(水) 噴水の居丈高ゲルピンの今日(水) 平鰤の黄色玄海の灰色(金) やませ吹く北国で聴くボサ・ノヴァ(水) 潮くさきドッグフードや春隣(水) またがって義理人情の湯婆かな (水) ※初採用2022.11 ◉画像はさくらももこ
昼過ぎのバスに目を閉じあたたかい冬の光にわれを鋳直す /公木正
東京はいまだ未明の玄関にトレーの小銭選り分けるゆび アパートの前の古びた自販機をBOSSのカ…
運転手バスから降りてだいぶ待つ だんだん現の気配を帯びて スペシャルで紹介しきれなかっ…
NHK短歌/2024.1 吉川宏志選(切る)佳作 テーブルの上に置くときごとんという音がしそうなマ…
NHK俳句/2024.1 村上鞆彦選(落葉)佳作 血を抜きて落葉を踏まず帰りたり
「週刊金曜日」2023.12.22 金曜俳句/櫂未知子選/毛皮 空いている地下鉄に立つ毛皮かな
長すぎるトレーラーの切り返し待つていたとき一度地球が終わったやうな/公木正 ※なぜ旧仮名遣い…待っての「つ」は大文字、終わったの「つ」は小文字、なぜ。 ありがとうございました。 ※別に送っていた二首↓ 今はないデパートでまだ漕いでいる屋上巡るものれーるの空 運転手バスから降りてだいぶ待つ だんだん現の気配を帯びて