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くそったれペットロス、愛しきコトバ。

高校時代から20年近く精神科に通っています。
なので、いわゆる普通の生活をするには処方薬が必要。

毎月の通院は、犬の介護と看病、そしてコロナ禍のため難しくなり、薬剤がほぼなくなりました。
そんな中、大好きで大好きで大好きでたまらない愛犬が他界。

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喪失感の中、近場の精神科にいき、今までの病歴などを説明しました。

意外にも淡々と話せていたので、特に何も感じず、予定の30分が終わろうとしたとき。
最後にペットがいるかどうかを、先生が真面目に聞いてきたのです。

「この間、死にました」

ワンちゃんですか?

「そうです。癌でした」

そうでしたか…
そんなに大変なことが。
最初の結婚、離婚、そして再婚、ご自分の手術、とかいつも人生の大事な時にワンちゃんが支えて、いっしょに生きていたんですね。

「………。」

伏し目がちに話す精神科医の先生からの言葉で、一気に感情がコントロールできなくなりました。
ずっと泣かずに話していたのに、ブワワって涙だけが出てきて。

「先生どうしたらいいの」と突然敬語でもなくなりはじめてしまって。

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投薬を再開して、カウンセリングをこの病院で良ければします。

ぜったいに見てくれています。
もとには戻らなくても、今度はあなたがよくなるようにワンちゃんが見てますから。

って先生がボソボソ言った言葉たちで
わたしはいま、また生きてます。

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