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われわれの判別基準は言葉ではなく行動である 朝鮮中央通信社論評

【平壌5月17日発朝鮮中央通信】「平和の使徒」と自称する米国の為政者らが、口癖のように並べ立てる言葉がある。

「米国は朝鮮に対していささかの敵対的意図もない」

しかし、相手の主権と体制に対する尊重がなく、真の発展権と平和に対する保証を欠く「いささかの敵対的意図もない」という一言で世人の目を覆うには、米国の行為があまりにも破廉恥であると言うべきであろう。

先日、英紙「デーリー・メール」は米空軍がわが共和国の核施設と各種の軍事施設、ミサイル・システムを破壊、または無力化するミサイルを100基以上実戦配備したと暴露した。

このミサイルは、核戦略爆撃機B52や無人機などに搭載されて有事の際、わが共和国だけでなく、中国とロシアに対するEMP攻撃を加えるのにも使われるという。

すでに、米国は韓国かいらいと「連合編隊軍総合訓練」なるものを繰り広げ、初めて無人戦闘攻撃機MQ9リーパーまで参加させてわれわれの「核心標的」を精密攻撃する訓練を行った。

看過できないのは、今年の3月に行われた「フリーダム・シールド」合同軍事演習の際、われわれの核心施設と地域を先制攻撃することを既定事実化した新たな「作戦計画2022」の一部を練磨し、わが共和国にある2万5000以上の重要対象物を有事の際の初の攻撃目標に指定し、そのリストまで作成したことである。

この他にも、米国はわれわれと中国、ロシアからのいわゆる「核脅威」に対処するという美名の下、新型大陸間弾道ミサイルLGM35Aセンティネル、新型核爆弾B61―13、ステルス戦略爆撃機B21レイダーの開発と生産、配備など核兵器近代化を積極的に推し進めると同時に、昨年末には改良されたB61-12戦術核爆弾の作戦使用を公式的に承認した。

このような中、来る8月に計画されている「ウルチ・フリーダム・シールド」大規模合同軍事演習は、現情勢やその性格からしてすでに「核攻撃演習」と呼ばれている。

核戦略資産をはじめ先端軍事装備を投入して「作戦計画2022」のような核戦争計画を最終完成、全面実行することを目標とする8月の合同軍事演習は、米国がそれほど喧伝する「いささかの敵対的意図もない」という言葉が単なる欺瞞(ぎまん)的な偽善であることをありのまま実証している。

わが共和国を正照準してわれわれの南の国境近くで行われる「核攻撃」訓練が、いつ、どのように実戦に移されるか予測できない不透明な状況は、敵の言葉ではなく、敵を絶対的に圧倒する自分の力だけを信じるべきであることを示している。

米国が手先と結託して大規模合同軍事演習のような挑発行為でわれわれの力と意志を試してみようとするなら、その災難の結果について先に熟考すべきであろう。

米国がわれわれに対する敵対的意図があるかないかは、言葉ではなく、行動を見てわれわれが判別する。---

www.kcna.kp (チュチェ113.5.17.)

http://kcna.kp/jp/article/q/28f0a88c8b0b196c607c3fadf4ca2bf2.kcmsf

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