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命の時間

命の時間

コニーが私の元へやってきたのは
コニーが1歳3か月の
まだ残暑厳しい9月でした。

コニーと暮らす。

コニーに一度だけ前に会った時
ふとそんな予感を感じたけれど

まさかそんなことが現実になるとは
思ってもいないまま

コニーを迎えることになりました。

そしてあれからもう
12年が過ぎようとしています。

とても元気で
活発だったコニーが

最近では
少し耳が遠くなったのか
呼びかける声にも
反応が遅くなってきたように感じます。

うちに来た時から
ずっと私のしていることを

みている子でした。

本当にストーカーのように。

うちの母も

コニーはいつも何かいいたげだよね。

と言っていました。

私は
ある日コニーがなぜ私のところに
やってきたのかを

気づく瞬間に出会いました。

コニーは
私と過ごす時間の中で

私自身の命の時間の使い方を
正してくれた。

と私自身はそう思っています。

当時の私は
常に何かに不満と不安を抱え
未来の自分が幸せになれるとは
全く思えていませんでした。

環境を変えつつも
それでも変わり映えしない自分の暮らしに
コニーを巻き込んでいることすら
わかっていなかったのです。

そんな中で暮らすコニーが
天真爛漫で楽しげに暮らすことが
できるはずもありません。

やがてコニーの行動と体に
異常が現れてきたことは

以前にもお伝えしたことですが

その時に、むけていたフォーカスは
コニーの問題行動と体の不調でした。

自分の心の不調には
全くフォーカスを向けていませんでした。

自分の心は全く正常でなかったにも
かかわらず
不満と不安で充満している心に
慣れきってしまって
不調すら感じることができなくなっていました。

それを気づかせてくれたのは
コニーだったのです。

それから7年以上の月日が経ち
コニーはもちろん、私の心も
安定して穏やかになってきています。

その私たちを
いつもご紹介させていただいているのですが

私とコニーが経験してきたこと
どうやって克服してきたか
そして今に至るかを

とても必要としておられる方が
たくさんおられるということが
知ることとなり

そういう方から
メッセージをいただき
寄り添い、共に答えを見つける
お手伝いをさせていただくようになりました。

これはおそらく
今年13歳になろうとしているコニーと
現役であと残すところ15年くらい
お手伝いをさせていただけるだろう私の

残された命の時間の
使い方なんだろうと感じています。

もし
コニーの命の灯が消えるその時が来たとしても
残された私と
リリーと
サリーとで

引き継いで
それぞれが続けていくべきことなんだ。

そう思うと
一日、いえ、一分一秒でも
ぼやぼやしてはいられない。

私たちに与えられた時間と使命を
全うするためには

今何をするべきかを
常に考えていたいと

思うのです。

外は細かい雪が降っています。

静かに、静かに降っています。

この雪景色を
この先何度一緒に見ることが
できるかはわかりませんが

一分一秒を
もれなく精一杯生きること。

忘れずに

私たちが今
この場所で過ごせることに

心から感謝して
毎日を過ごしたいと
思うのです。

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