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パピー時代にするべきこと



「うちの子と一緒に寝てもらえますか?」
とお問合せをいただいた方が

こんなことをおっしゃっていました。

「今6歳だけど2歳くらいの頃に
 吠えたり、落ち着かなくて本当に大変だったから
 預けたんです。
 そしたら、本当に今は落ち着いて穏やかに
 なりました。」


パピーの時期はおよそ1年。

でも人間の一年、つまり1歳と
犬の一年、一歳とは成長のスピードが
全く違います。

人間は一年たっても
やっと歩くことができるかできないかという
成長スピードですが

人間の新生児の時期は約3ヶ月くらいですが
犬の新生児の時期は
たった2週間くらいです。

犬たちは一歳になったとき
すでに既に15、6歳くらいになっています。

ということは
生後2〜7ヶ月という時期は
とても大切な時期。

生後2ヶ月を過ぎれば
社会性を身に付ける準備も整い

一番すごいと思ったのは
もうこの時期から

「試す」

ということを
知っているということ。

親犬にダメ出しされると
それは毎回かどうか?

とダメ出しされたことを
数回繰り返して
一貫性があるかどうかを
確かめるのです。

生後2ヶ月を過ぎた子犬を迎えたら
子犬たちはまだよちよちで
可愛い盛りだと
思っているのは人間だけで

もうその頃から
この飼い主さんは
ぶれないしっかりとした
信頼できる人かどうかを

観察しているということ。

昨日はいいと言ったけど
今日はダメって言った。

ということを
犬たちは記憶していきます。

今回お預かりをさせてもらって
パピーにすることは

◆犬の本能では
「巣」である
パーソナルスペースを記憶する

◆毎日のタイムスケジュールを決め
 それに沿って生活すること。

◆伝えたことを聞き入れるということを
 覚える。

◆してもいいこと、してはいけないこと
 をはっきりと伝える。

犬には、グレーはなくて
白か黒しかないのです。

どっちでも大丈夫ではなく

するか
しないか。

私たちは
親犬が子犬たちに
してはいけないことを
どうやって伝えているかを

あまり見たことはないと思います。

子犬たちが理解するまで
何回でも厳しく伝え続けます。

そこには
甘やかしも可愛いもありません。

なぜなら

「命」

に関わることだからです。

動物たちは「命」に関しては
とてもシビアです。

子犬を迎える最適な時期は
生後7ヶ月くらい。

もしそれ以前に子犬を迎えるなら
子犬の行動をチェックして
教えなければならないことは
きっちり教える。
という覚悟を持って
迎えてほしいと思うのです。

パピーは確かに可愛い♥️
それはよく分かります。

でも
可愛いだけでは
将来犬が辛い思いをすることに
なるのです。


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