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だいふくくんのケース1


ある日私は滅多に行かないイベントに参加しました。

そこで出会ったネイリストさん。
日常会話をしながらネイルをしてもらっていました。

何かのきっかけで犬の話になり
彼女と暮らしているわんこの話を聴き始めた途端
これはもしかしたらやばいかも。。。
という動物的な勘が動きました。

飼い主さんである彼女が。です。

繁殖場リタイアの保護犬を迎えたという彼女。

繁殖場リタイア犬は
私にしてみたら、人と暮らすのが
少し難しいレベルの高い犬だと思っています。

なぜなら
「かわいそう」
から感情が入るから。

そしてその
「かわいそう」
は犬たちにしてみたらそうでもないのに
「かわいそう」を加速させ
病気でも見つかろうものなら
さらに
「かわいそう」
は加速し、どんどん
「かわいそうな犬」
を作り上げるから。

前にも何度もお話ししていますが
犬たちは「今」を生きる動物。

過去にあった出来事は
記憶として残っているけれど
それがトラウマになることはない。

そもそもトラウマとは
過去に起きた嫌なことがきっかけで
起きてしまう身体症状や精神症状などの
心的外傷のことを指します。

犬にはその心的外傷はほとんどないと言われています。

日本人は特に、
「かわいそう」に過剰反応する傾向があるので
そのあたりを注意する必要があります。

話を戻すと
そのネイリストさんも
「かわいそう」に囚われていた一人。

お話を聞けば聞くほど
私の中の危険パターンのレベルが
どんどん上がっていきます。

1時間のネイルをしてもらいながら
ほとんどヒアリングは終了し
LINEの交換をしてその日は帰りました。

そしてInstagramのアカウントを聞いていたので
見てみると・・・・

「危篤や・・・」

早速日程を調整して
訪問することに。

彼女自身ももう疲れ果てていたところだったので
日程を調整してくださり
5日後に訪問相談に伺いました。

繁殖場リタイアのだいふくくんは
マルチーズ

推定年齢9〜11歳。
体重は3kg程度

耳は聞こえない
目は弱視
歯は一本もない
腰の骨も折れたことがあるようで
適切な処置をしてもらっていなかったため
くっつき方がおかしくて
腰も曲がりづらい

そして
病院へ行ったら
「僧帽弁閉鎖不全」
という心臓病も見つかりました。

聞いたら
肝臓、腎臓の数値も上がっていて
体重も迎えた頃から相当減ったよう。

「かわいそう」
のネタ満載のだいふくくんは
お邪魔したら横たわったまま
震えながら眠っていました。

体を触るとやせ細っていて
とても冷たい。。。

一体これは??

さらに詳しくヒアリングと
だいふくくん自身を
触りながらお話を聞き始めました。

〜続く〜

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