Change第4回親が変われば、子どもが変わる!?

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こんにちは!新年度がスタートしましたね。我が家でも長男の中学校入学式が無事に終わり、親子共々ホッとしています。

先日、一本の電話がありました。「田中さんですか?以前、お会いした時に名刺交換をした朝日新聞の記者ですが、田中さん、親子の片づけに特化して活動されているんですよね?面白いなーと思って、ぜひ紙面でご紹介させていただきたいのですが、取材の依頼お受けいただけますか?」このような内容でした。もちろん「はい!喜んで!」即答です(笑)。そして先日、自宅にて取材を受けました。

1時間の取材の予定。気がついたら2時間半!おしゃべりが大好きな私は止まるところ知らず…笑。でもその中で実感したことがありました。それが「親が変われば子どもが変わる!」ということです。

独身時代、「自分が変われば相手が変わる」ということを耳にタコができるくらい教えてもらいました。相手を変えるために自分を変えるのではなく、私のものの観方、考え方、受け止め方を変えれば、相手への観方が変わるということです。それは親子でも同じで、「親が変われば子どもが変わる」ということを片づけを通して実感してきました。

随分前の話になりますが、我が家でこんなことがありました。トミカプラレールにレゴに恐竜におもちゃを次から次に広げて困る!という小さなお子さんをお持ちであれば、あるある!事件です。「次出すときは一つ片づけてから、次を出しなさい!」私はそう叫んでいました。だって次から次へと散らかると片づけや掃除するときに大変ではないですか!でも…子どもに次から次へおもちゃを広げる理由を聞いてみると、「たくさんおもちゃを広げたほうが、世界が広がるから!」なんとまあうまく言った答え(笑)。そう言われると、「だったらどんどん世界を広げて楽しめばいいよね!」と言いたくなりませんか?なぜか、散らかっていること自体が気にならなくなる不思議…。「少々散らかってもいいよ!」と私が広い心で受け止められると、子どもにガミガミ言わなくなるので、子どもも自由にどんどん楽しそうに遊んでいくのです。もう、どこまで散らかってもいいし好きなようにさせよう!そう思ったものでした(笑)。そして「どっちがたくさん片づけられるかな?」とゲーム感覚で最後に一緒にお片づけ。なんだかとっても楽しい時間を過ごせた記憶が残っています。

ある時はこんなことも…。食器を台所まで片づけてくれず「食べた食器ぐらい自分で片づけなさい!」と叫んでいましたが、ある時、私の言い方を変えてみました。「ねえ、机の上に食器残っているよね?」ありのままの事実を子どもに伝えると、ハッとした様子で、食器を片づけてくれたのです。事実を目にしたとき、感情が沸き起こってきますが、まず先に事実をありのまま伝えるだけで、こんなにも子どもの反応が変わってくるんだな…と実感したものです。

このように「片づけ」ということ一つとっても、私のものの観方、考え方、声のかけ方を変えれば、見えてくる世界が随分と変わって見えてくることが沢山ありました。取材でも「親が変われば、相手が変わる」ということを熱くお伝えしたので、記者の方も感心しきり…後日、「子どもを持つ親の一人として、仕事の枠を超えた貴重な機会になりました。田中さんが親子の片づけのプロとして取り組んでいること、お話いただいた内容に反応される親御さんは少なくないと感じております」とお礼のメールをいただきました。片づけは部屋をキレイにするためだけのものではない!と伝えているのでとっても嬉しかったですね。

…とはいっても毎日、子育て、家事、仕事…と忙しく動き回っているので、ひとつひとつ丁寧に物事をとらえることは私自身も難しいですが、皆さんと一緒に「親が変われば子どもが変わる!」をたくさん実感していきたいと願っています!

(K.cafeホームぺージ未掲載・4月分)

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