Change第9回子どもにとって「片づけやすい仕組み」とは?

【K.cafeホームぺージ掲載予定の記事をNoteに先行掲載します!】

こんにちは!皆さん、お変わりありませんか?季節が移り替わるものはやく、あっという間の毎日ですね。Change~「かたづけ」×「かかわり」~というテーマでコラムを寄稿させていただくのもあと残すところ4回になりました。

今回は、子どもにとって「片づけやすい仕組み」について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

我が家にはリビングに兄弟それぞれの「子どものスペース」があります。主に学用品を収納しています。兄弟それぞれにスペースを作ることでリビングが狭くなるわけですが、「学用品置き場はリビングがいい!」という子どもの気持ちを尊重しています。

…とはいえ、決して広くないリビング。「夏休み期間中は学用品スペースはリビングには必要ないだろう」という理由で、長男の学用品スペースだけリビング隣の和室に移動させました。そしてそのままの名残で2学期がスタート!

新学期が始まり、何が起こったかと言うと…長男の制服のズボンは脱ぎっぱなし。ポロシャツも脱ぎっぱなし。かろうじてカバンは和室に持っていくけど、お便りや教科書が床に散乱!!散々なありさまです。

そこで長男に尋ねてみました。「ねえ、なんで学用品スペースが和室に移動しただけで、片づかなくなるわけ?」子どもは答えました。「洗面所が遠くなったから。脱いだ服を持っていくのがめんどくさい。」

そうなんです。片づけが苦手な子どもは(大人もそうですが…)、片づける場所が遠いと途端に片づけなくなるのです(笑)。

長男の主張は次の通りです。「玄関入ってリビング抜けて和室やろ。和室からまたリビング通って洗面所って遠くない?」。私からしたら、学用品スペースをリビングから和室に移動した距離は直線距離にしてたったの2m!でも、その2m遠くなることが、洋服を洗面所に持っていくか、持っていかないかの分かれ道になるんですね。思わず笑ってしまいましたが、これが事実です。

やっぱり我が家はリビングに子どもスペースがあったほうが良いんだな…と、長男の学用品スペースを和室からリビングに戻しました(笑)。

我が家の実例をご紹介しましたが、では、子どもにとって「片づけやすい仕組み」をどうやってつくるのか?というと大切なポイントが4つあります。

まず、一つ目が「遠すぎない」。モノを使う場所と収納する場所が遠すぎないことが大切です。そして「高すぎない」。身長の高さによって片づけやすい場所が違うということですね。次に「重すぎない」。片づけが苦手な子どもにとっては持ち上げた時に「重たい!」と感じると、片づけてくれないので重さにも気をつけたほうがよいす。最後が「複雑すぎない」。おもちゃの分類、教科書の分類など、細かく分類して複雑にすると片づけにくくなる場合もあるので、ざっくりな収納でもOK!ということです。

以上が、子どもが片づけてくれる仕組み、4つのポイントですが、子どもにとって「片づけやすい仕組み」で一番大事なことは、「相手にあわせること」です。

家庭内の片づけでは「相手にあわせること」をとても大切にしています。兄弟姉妹、一人ひとり性格や持ち味が違うように、片づけの方法も一人一人違うからです。

皆さんのご家庭では、子どもにとって「片づけやすい仕組み」になっていますか?ぜひ、お子さんの「出す→使う→片づける」を意識して、片づく仕組みをつくってくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?