Change第8回「子育ての四訓」と片づけの関係

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こんにちは!コラムを寄稿させていただいてもう8回目を迎えました。子育てに仕事に家事に取り組んでいると、あっという間に毎日が過ぎていきます。今日は、反抗期真っただ中の長男とのやりとりで思ったことがあるので、「子育ての四訓」と片づけの関係について私なりの考えを言葉に表してみようと思います。

早速ですが皆さんは、「子育ての四訓」という言葉を聞いたことがありますか?

1.乳児はしっかり肌を離すな
2.幼児は肌を離せ、手を離すな
3.少年は手を離せ、目を離すな
4.青年は目を離せ、心を離すな

私は独身時代、青少年育成に携わる仕事をしており、小学生年代の子どもとたくさん出会ってきました。その時にいつも心がけていたことが「手出しや口出しはせず、目は離さない」ということです。本当にその通りだなと思って当時は出会いを重ねていましたが、結婚して子どもを授かり、我が子となるとなかなかそうはいきません。つい手は出るし、口出しもたくさん。イライラすると子どもから目を離したくなり、放ったらかしの毎日。それでも、私なりに口出しや手出しを我慢し、努力してきました。

先日、あることがきっかけで私が長男に激怒。すかさず、長男から「オレの人生はお母さんの人生なん?」と怒り口調で返されました。「自分の人生は、お母さんの人生ちゃうで。自分で切り開いていくもんや」そう答えると「そしたらオレの人生に口出しせんどいて!」と一言。私は何も言えませんでした。

その時にふと「子育ての四訓」と片づけは関係があるかも…と頭をよぎりました。

片づけでは、まず最初に「整理」することの大切さを伝えています。整理とは、家の中に溢れているたくさんあるモノの中で「今、本当に必要なモノは何か」を選び取る作業です。「今、使っているモノ」と「今、使ってないモノ」に分けて「今、使っているモノ」は使いやすいように収納する。そして「今、使っていないモノ」は手放すことをお話しています。この「手放す」ということが「子育て四訓」と繋がっていくと思ったのです。

片づけの依頼を下さる方の中には、子育てで悩んでいるお母さんも多く見られます。
「私が頑張らないといけない」「子どもが病気になったのは私のせい」「子どもが不登校になったのは私の関わり方が悪かったから…」お話を聞かせてもらうと、とても努力されていて責任感のある方がほとんどです。

私自身も、子ども自身が自ら解決しなければいけないことについ親心で口をだしてしまい、親子関係が悪化してしまう…そのような失敗をしてしまいます。でも、そうではなくて、「~したほうが幸せになれるよ」「~しなければいけない」という思い込みを「手放す」ことで子どもの自立が促されたり、子ども自身が努力していく姿を見れたりするのかな…と。

「子育ての四訓」でいうと、少年と青年をいったりきたりしている長男。「自分の人生はお母さんの人生じゃない!」長男の叫びをしっかりと受け止めて、「子育てはこうあるべき」という思い込みを手放し、心を離さずに関わっていきたいと思った長男とのやりとりでした。

皆さんは日ごろ、お子さんとの出会いで心がけている関わり方はありますか?子育てのこと、片づけのこと…ぜひ、皆さんのお声を聞かせてもらえると嬉しいです。

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