Change第5回「子どもが片づけない!」ありのまま観ると、イライラしなくなるって本当!?

こんにちは!皆さま、お変わりありませんか? Change~「かたづけ」×「かかわり」のコラムを執筆させていただき、5回目を迎えました。今日は、「ものの観方」についてお話したいと思います。

最近お片づけサポートのご依頼が多く、特に、子ども部屋、子どもスペースなど子どもに関するサポートが続きました。そこで、必ず聞くのが「子どもが全然片づけてくれなくて、イライラするんですけど、何かよい解決策ありますか?」という質問です。子どもが片づけてくれなくてイライラする気持ち、ものすごくよくわかります。かつて私も、子どもが全然片づけてくれなくて、「片づけてー!」と朝から晩まで叫んでいたからです。

でも…汚部屋の中心で「片づけてー!」と愚痴を叫んでも、子どもには何ひとつ響いていないって知っていましたか?

実は、親と子どもでは片づける「理由」が違うんです。私たち親の立場だと、部屋が綺麗だと気持ちもスッキリする。部屋が片づいていたら掃除もしやすい。探し物もなくなる!こういう理由で片づけるわけですが、別に子どもは、散らかって探し物をしていてもそんなに困っていないんです…。

親としては「キレイに片づけたら探し物しなくてもいいのに!」そう思うわけですが、懲りずに毎回探していても何も思わないのが子ども…。そう、子どもは、そもそも片づけようなんてこれっぽっちも思っていないんですよね。

親の片づける理由は「自分の都合」、子どもの理由は「親が怒るから」です。数年前のことですが、実際、子どもに「なんで片づけると思う?」と聞くと、質問にかぶせてくるように「お母さんが怒るから」と即答されました(笑)。やっぱり、そうやんな…そう思ったわけですが、「片づけしなくてもいいんだ…」と子どもは思っているので、散らかっていても何とも思わないわけです。

「片づけて―!」と叫んでも子どもに響かない!片づけに対する親と子どもの理由の違いをありのまま観ると、どうですか?少し気持ちがラクになりませんか?

子どもが片づけてくれないと「諦める」のではなく、子どもが片づけない理由を「あきらかにする」。とても大事な観方の一つですだと私は思います。私たちは、今まで育ってきた環境や自分の価値観で物事を観るクセがついていますが、「ありのまま観る」。そうすることで、相手への観方も変わるし、言葉の使い方、態度も変わっていくんですね。

部屋が散らかっている状況を見ると、つい「片づけてよー!」と叫んでしまいますが、「子どもはそもそも片づけようと思っていない。」そう観ると、じゃあ、どうやったら片づけてくれるんだろう?どんな言葉をかけると、子どもは片づける行動に移してくれるんだろう?と子どもへの関わり方が変わってきませんか?

「片づけてよー!」「お母さん片づけてやー!」という親子の片づけバトル、ちょっと観方を変えて親子の関係性を楽しめるといいですね。

(K.cafeホームぺージ未掲載・5月分)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?