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泳げない大人になりたくない

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泳げない大人になりたくない。をモットーに水泳が上手くなる為のアドバイスをまとめました。 水泳を上手にする為には、練習項目や内容の意味や考え方を知ることが重要です。 新たな見方や見…
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2020年10月の記事一覧

【水泳基本のキ⑧】-続ボビングジャンプ-

ボビングジャンプ がある程度完成し、呼吸が確実にできるようになると 水中ジャンプという呼び方に変わることが多くあります。 以前、「水泳基本のキ」シリーズでも紹介しました。 色々レッスンを継続していく中でやっぱ大切だと思いアップグレードして 紹介したいと思います。 水中ジャンプで全てがわかる と言っても過言ではありません。 では、水中ジャンプで何がわかるのか。 ①体幹の強さ ②左右のバランス ③肩の力み ④水の捉えるセンス ⑤呼吸動作 凄くないですか? これだけの

【水泳基本のキ⑦】-続バタ足-

前回バタ足の内容でアップキックとダウンキックのお話をさせていただきました。 本日は、 バタ足が 上手な方と下手な方の姿勢の違いについてです。 最近レッスンをしていて私が上手なお子様と下手なお子様を比べてみました。 バタ足が下手(進まない)なお子様は、頭が水面に出て、腰が下がっています。 上手なお子様は頭がしっかりと入り骨盤が後傾していることがわかりました。 ここで大切なことは、色々ありますが最も重要な部位は 骨盤です。 骨盤の前傾後継が、足の付け根の向きを決め

【水泳基本のキ⑥】-背泳ぎとクロール-

背泳ぎとクロールは、体が上向きと下向きの違いがある以外に どんな違いがあるのでしょうか? 私からしてみれば「ほぼ同じ泳ぎ」です。 もちろん顔が水につかっているとか、そもそもの姿勢(上下)が反対であるなど見た目の違いはたくさんあります。 エントリーからグライドキャッチフィニッシュと言う流れは変わりませんし、 ローリングに関しても体が下を向いているか上を向いているかの違いに過ぎません。 一般的にはそれが難しいわけですが、 背泳ぎで最も重要な事は、 いかにクロールと同じ

【水泳基本のキ⑤】-ボビングジャンプ-

私がはじめてのお子様を担当する場合、泳力の確認として最初にすることは ボンビングジャンプです。 ボンビングジャンプは、様々なスイミングスクールで必ず練習する内容になるかと思います。 その重要性を知っているコーチは少ないでしょう。 もともとボンビングと言われる呼吸を確保する動作は、水難事故の防止の為と言われています。 ボビングは呼吸確保のスキルであって、本来はジャンプをする必要はありません。 ジャンプを同時に行うことで、足のつかないプールや海でも底を蹴ってジャンプし顔

【水泳基本のキ④】-ストローク-

今日の【水泳基本のキ】はストロークについてです。 水泳において、4泳法全ての手(腕)の動きをストロークと言います。 ストロークは ・水に指先を入れるエントリー ・手(腕)を前方へ伸ばすグライド ・水をつかまえるキャッチ ・後方へ水を押すフィニッシュ ・手(腕)を水上で戻すリカバリー この5項目から成り立っています。 ※平泳ぎは若干違う面もありますが。。。 クロールがわかりやすいので大切な点を解説したいと思います。 それはズバリ 力(チカラ)を入れる場所です。 クロール

【水泳基本のキ③】-キックの重要性-

今回はキックの重要性についてです。 水泳におけるキックの役割ですが割と勘違いされている方が多くいるのではないかと感じています。 キックの役割は年齢によって違ってきます。 小学生の間は、キックが推進力のもとになるでしょう。 しかし、一般的には大人になって小学生のようなキックを打つ事は非常に難しく感じるはずです。 水泳を好きになれない難しいと思う原因になっているのではないでしょうか? 大人の水泳にとってのキックの役割は、 姿勢の維持と腕の動作とのバランスを取る事です。 も

【水泳基本のキ②】-バタ足-

正しいバタ足とは。 水泳をするにあたって正しいバタ足を習得することはとても重要です。 しかし最近のYouTubeなどで上がっている内容には少し疑問を感じます。 YouTube等で言っている事はほとんどが正しい内容ですが、対象者が明確でないのではとよく思います。 バタ足にはアップキックとダウンキックと言うものがありますが コーチやスクールよってどちらかに偏った内容になることが多くあります。 どちらが正解なのか正しいのかどちらが良いのか、 答えは【両方】です。 お子

【水泳基本のキ①】-蹴伸び-

まず、「水泳基本のキ」と言われて思い浮かぶことは蹴伸びでしょう。 蹴伸びとは、 手足、体を一直線に保ち、壁を蹴った力で前に進む動作です。 この蹴伸びは陸上運動で言うところの「立つ」に相当します。 たたなければ走れませんし飛ぶこともできません。 【蹴伸びができなければ泳ぐ事はできません。】 と言う位に蹴伸びはとても大切な技術になります。 私自身の蹴伸びは15メートル強でまだまだ練習中です。 オリンピック選手などは蹴伸びだけで25メートルを達成されます。 蹴伸びをする