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フィードバックする時に意識すべきたった一つのこと

先日、社内でプレゼン演習を行いました。他のメンバーの仕事の様子ってあまり見ないんですよね。結構、一人でデリバリーすることが多いのです。なので、みんながみんなの前でプレゼンをやってみる、というのは新鮮でした。

話の中身というよりは、姿勢、声の出し方、アイコンタクト、などなどをレベルアップしようということで行いました。一人ずつ3分程度スピーチをして、それに対して全員がフィードバックするという演習です。身内の前のプレゼンが一番緊張します。

プレゼンもそうですがフィードバックも技術が必要だと改めて思いました。お客さんに対しても、さまざまな場面でフィードバックをします。社長さんと面談をしていて気づいたことを伝えたり、経営計画などをいただいて、その書面に対してフィードバックしたり、研修等で発表やプレゼンに対してフィードバックしたりしています。

フィードバックする際に色々と気をつけていることはあるのですが、もし、たった一つだけをあげるとしたら何だろうかと考えてみました。

わたしの場合は「相手ができることを言う」ようにしています。
フィードバックの目的は、フィードバックを受けた人が自分で自分の行動を変えられるようにすることです。そう考えると、その人ができそうにもないことを伝えても意味がありません。ダメを出すだけでなく、一歩踏み込む必要があります。

そのためには、以下の3つについて知ろうとすることが大切です。

・相手が何を目指そうとしているのか
 例えば、プレゼンだったらどんな場面でプレゼンをしたいのか。

・相手が努力していることは何か
 例えば、アイコンタクトを意識しようとしているなど。

・相手の良さ・強みは何か
 例えば、笑顔が素敵、声が良い、度胸がある、…など

この3つは、仮説でも構いません。この人だったらこうだろうなと相手の目線に立つために行います。そうじゃないと独りよがりのフィードバックになります。相手が改善点を聞いて、それをやってみようと思えることが大切です。

これはスキル面でのフィードバックだけでなく、マインド面でのフィードバックでも有効です。このフィードバックをする大前提は、その人自身が自分で変わろう、変わりたいと思っていると信じることです。

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