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物が溢れるのがいい時代なのか

もりおゆうさんの記事に洗濯機の話が登場しました。

洗濯機が女性たちを洗濯の苦役から解放するのに
どれだけ大きな役割を果たしたのかという内容で
物のない時代から物が溢れる時代の間の話でした。

その少し前は古いセータをほどいて毛糸をに戻し
再度編んで新しい服に再生するという時代でした。
その作業の中に我々子ども達も組み込まれていて、
再生し輪になったた毛糸の束を両手に掛けさせられ、
親が糸巻きでそれを巻き取る作業は日常的でした。

買うという選択はなく、なんでも直すのが普通で、
購入することは、あまりにも贅沢なことでした。
物がないので、選ぶという贅沢もありませんでしたし
今のような時代が来るとは想像もできませんでした。
でも悪いイメージがないのは何故なのでしょうか。

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長崎に住むミニチュアのコレクターさんから
新年のご挨拶と新春のお飾りの画像が届きました。

以前書いた「90歳のくりからもんもん」に登場した
コレクターさんです。

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画像右側の大入凧とお屠蘇セットが私の作品ですが
全てを揃えるまでに何年もかけているのでしょう。
見事なお飾りになっているのではないでしょうか。

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このお屠蘇のセットは私だけの力ではできません。
三段の盃を乗せた三方と盆は木工のさっくん作です。

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屠蘇飾りは豊中の作家さんに特注品した物です。
こうして見ると材料を揃えるだけでも大変に見えて
よく注文に応えてもらえたものだと思います。

実はこの塗装は塗り立てという漆塗りなのです。
この職人さんはもう足を洗ってしまったので
追加注文ができなくなってしまいました。涙
職人三昧の贅沢なコラボというところでしょうか。
自分のコレクションにも残っていない貴重な作品!
となると、なんとか復元してみたくもなるのですが。

コレクターさんによれば、コレクションが増えると
飾り方のバリエーションが増えて返って大変だとか。
あまりにも贅沢な悩みですよね。

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