チャレンジャー
kojuroさんが記事の中で時々私のことを
チャレンジャーと書いてくれているんだ
自分としては失敗をあの手この手でなんとか
乗り越えているだけのことなんだよね
でもこそばしいけど
チャレンジャーと言えなくもないかな
ミニチュア陶器もゼロから作り始めた頃は
確かにチャレンジャーだったかもしれないね
チャレンジャーと聞くと心当たりがある
11月のジャパンギルド・ミニチュアショウの
お客様の中に豆盆栽作家がいたんだ
出会ったのがもう10年以上も前の事だよ
ミニチュア陶器を作り始めて3年頃だったね
自分も豆盆栽が面白そうで作ってみたんだ
当時は豆盆栽のことなんて本で読んだだけで
小さい盆栽鉢としか考えていなかった
いくつか作るうちにコレでいいの?って
考え始めたんだよね
それで札幌にある豆盆栽の店を見つけたんだ
そこで出会ったのが彼だよ
彼からは豆盆栽鉢に関するルールを始め
色々なことを教えてもらったんだ
ルールは鉢の裏には名前を入れること
作家が欲しがる鉢は単に小さいだけではなく
土をたっぷり入れるためにできるだけ
薄く作ってほしいということなどだった
その知識を使った豆盆栽鉢を武者修行のため
大阪の盆栽店に持って行き見てもらうと
なんと全部置いて行けと言われたんだよね
そんな豆盆栽鉢の基礎を作ってくれた彼は
一念発起して関東でラーメン店を経営し
それが評判の店になって繁盛したそうだ
今回一区切りつけて別の道に進むらしいが
一度やめていた豆盆栽も再開するという
それで鉢の画像も見せてくれたんだけど
うまくできないところがあるらしい
どう見ても形も大きさも申し分ないよね
でもろくろが使えないので型で作るしかなく
鉢が厚くなってしまうそうなんだ
彼は猫脚にするというこだわりもあるらしい
今回、自分でも猫脚とまではいかないけれど
それに近い形にしてみたんだ
さらに掻き落としのように白化粧を施し
表面が複雑な雰囲気になるようにも考えた
彼にはろくろを教えるからおいでよと言って
別れたんだけど今何をしてるのかなぁ
もしかすると7月のミニチュアのイベントに
ろくろを習って新しい鉢を持ってくるかもね
彼はチャレンジャーだからね
💛 🇺🇦 🇵🇸 💙
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