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失敗の記憶も捨てたものじゃない

失敗の記憶なんて早く忘れたいことばかりですが、
私の場合、楽しい記憶はなかなか思い出せないのに
失敗の記憶はよく覚えていることが多いようです。

お酒を飲んで失敗する話はよくありますが、
私が覚えている大失敗は1度だけですが‥‥‥。

出張で出かけたある街で、いろいろな方々と再会し
ついつい飲み過ぎ、公衆トイレに入った後の記憶が無く
ホテルには帰れたものの翌朝調べると
支給された飛行機代や宿泊費など全て消えていました。
そのおかげで飲み過ぎなくなったのかもしれません。

他にもいくつか記憶を消したいものもありますが、
ここで書き記してしまうと残ってしまうので
やめておきたいと思います。ワラ😄

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茶釜を10個挽き、焼成しました。
前回の焼成では流れるはずはないと思っていた釉薬が
鐶付(かんつき)の穴に入り埋まってしまいました。
これを防ぐ確実な方法は釉薬を掛けないことです。

さらに本焼きをした後から鋳物のようにするため
何度か上絵の具を塗って焼いていたのですが
これも省略できないかと思いました。

思い出したのが、以前の黒泥土の炭化焼成です。
真っ黒になるだろうと想像して貝と木炭を入れて焼くと
黒ではなく焦茶色になってしまった思わぬ失敗です。
スッキリと焼きかったのに、黒泥土は粒子が荒いので
表面が凸凹となってしまいがっくりした記憶。


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これを逆手に取れば単に焼くだけで鋳物っぽくなり
上絵の具を使う必要もなくなるかもしれません。
そして焼き上がったものは思った通りでした。
もちろん蓋は開けることができます。


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風炉に乗せてみると重厚感がたまりません。
失敗が大発明の源になることがあると思いますが
この結果も同じようなことではないでしょうか。
この失敗の記憶なら捨てたものじゃあありませんね。

でもプーチンの戦争は失敗しますように!

   💙    🇺🇦    💛



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