見出し画像

繊細な仕事

こどもの日には凧揚げをすると決めていました。

画像8

今年も無風状態かと思っていたら1発で揚がりました。
風の強さに合わせて凧を揚げるためには糸目中心を
微調整するのですが、簡単にいうと上の糸目と
下の糸目の長さを変えて凧の角度を変えます。

画像1

特にセミ凧のような立体的でウナリを乗せるような
特殊な凧ではこのよう微妙な調整が欠かせません。
思い出したのがピアノの修理や調律をしていた方の
本体が15cmほどの芸術的な小さなセミ凧でした。

使っていた材料は紙と煤竹(すすだけ)。
小さいので左右のバランスが完全でないと揚がりません。
さらにその日の風に合わせて微調整を繰り返します。
繊細な仕事をしている方だからできる技なのかも。

画像2



「一日一花」を手本にしたミニチュア作り。
今回作るのはヤブデマリです。
コデマリはこれまで聞いたことがあったのですが
ヤブデマリは聞いたことが全くありませんでした。
知らないので調べてみるとかなり繊細な植物です。


画像3

葉と茎はどちらかといえば一般的な雰囲気でした。
画像をよくみると枝は白っぽい部分と赤い部分があり
この辺りは注意深く作った方がよさそうでした。

課題になりそうなのは花の部分です。
紫陽花と同じように小さな花と大きなガクで構成され
知らない人は大きなガクを花と思ってしまいます。


画像4

その花は1本の茎から何本も枝分かれし
まるでサンゴのように見えます。
これを電線を捻りながら枝分かれさせてみました。


画像5

この電線だと細すぎるのでアクリル絵の具を
何度か塗りつけて太めにしてみました。
でもこれでは枝分かれが少ないと気づきました。


画像6

さらに枝分かれを増やし、つぼみと花を先端につけ
そのからガクを資料通りに接着しました。


画像7

全ての部品を組み立てて完成したのですが
よくこれほど繊細な花ができたものだと‥‥‥
ここまでできたらセミ凧も作れるかもしれません。

   💙   🇺🇦   💛

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?