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小さな楽しみ (๑・̑◡・̑๑)

シリコンバレー在住の気象予報士、shiroさんから
ミニチュア生け花の会入会申し込みがありました。
先日、帰国した機会に他の花器も手に入れたいと
メールをいただきました。

アメリカまで持ち帰ることを考えて、安全のために
プチプチで包んでケースに入れることにしました。

これらの花器が初めてアメリカまで行くことになり
文化の異なる世界で何を感じてもらえるのか
またどこに関心を持たれるのでしょうか。

できればshiroさんにはこの辺のことも
記事にしていただければと思います。




1週間前、登り窯に窯入れした作品が戻りました。
今回特に楽しみだったのが表と裏の変化です。

登り窯で焼くと、薪の灰が降かかったところでは
釉薬がかかったかのように緑がかったりします。
ほとんど灰がからなくても、色が濃くなったり
艶が変化したりすることがあります。

炎の影響で表面と裏面の違いが出てくるのです。
その面白さを楽しんでいただけたらと思います。



この作品は釉薬をかけ残した部分を作りました。
この釉薬の掛け残した部分には火色がでますが
今回は確実に出すために火色釉をかけてあります。
表と裏では光沢に微妙な違いが出ています。



右の花器では光沢の違いがはっきりと出ました。
上の画像は照明の光があまり反射していませんが
下の画像でははっきりと反射しています。
さらに左の花器の1部に紫色の窯変が見られます。
窯変は薪窯などで還元焼成した時に起きます。



右の画像からは表裏の光沢の変化ばかりではなく
赤紫色の銅系の釉薬の窯変がきれいに出ました。

私の登り窯の楽しみ方の表と裏の変化について
分かっていただけたでしょうか。

登り窯の焼き上がりも小さな楽しみなのですが
shiroさんの花器も小さな楽しみとなりました。

   💛    🇺🇦    💙

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