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表現の幅を増やしたい

ミニチュア生け花用の花材を増やすために
手持ちのハオルチアを使おうとしています。
花茎が真っ直ぐなので面白みがないと感じ
曲げた方が味が出るではないかと思いました。



ドライフラワーにするので後で曲げられず
そのためその方法を考えることにしました。
考えた一つが銅線を螺旋状に巻いたものに
花茎をくぐらせて曲げる方法でした。

実際にやってみると想像していたよりは
色々な方向に曲げられそうでした。
この方法を使って色々なパターンの花茎が
できれば表現が広がるかもしれません。


以前、ミニチュアの釉掛けの話を書きました。
ノーマルサイズの焼き物の釉掛けと異なって
ミニチュアは1〜2mmと器体が薄いので
釉薬を厚くかけられないという話です。

通常なら器体を釉薬に3秒は浸すのですが
ミニチュアは1秒程度で限界となります。
もしそれ以上浸すと釉薬が剥がれてきます。

市販の釉薬の場合、一定の厚みになれば
きれいに発色するように調合されていますが
ミニチュアは淡い色になるのが欠点でした。



青磁的な色を狙っています

普通に釉薬をかけただけだと画像右の
色見本のように白っぽいボケた色になります。
これを回避するために工夫してみたのが
画像左の花器です。

素焼きしたものにカフェカラーを1度塗り
もう一度素焼きしてから釉薬を掛けました。
全体にムラが少なく上品に焼き上がりました。



首のあたりの色を狙ってみました

この花器もカフェカラーを1度塗りしてから
素焼きして釉薬を掛けて焼いたものです。
結果ははっきりムラが出てしまいましたが
濃い色の釉薬はカフェカラーを重ね塗りし
調整することできれいに仕上がりそうです。

今回は同じ色味のカフェカラーと釉薬でしたが
色味を微妙に変えたり種類を増やすことで
ハオルチアのように面白い表現ができるかも。

   💛    🇺🇦    💙

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