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奥の手は

カミさんが新しい桐のまな板を買ってきました。
これまで使っていた抗菌のプラ製のまな板が
傷だらけでもう限界だと感じていたようなのです。

木のまな板であれば鉋で削れば良いだけなのですが
プラ製の硬そうなまな板では無理そうな気がします。
ヤスリ掛けという最後の手段はあると思うのですが
時間がかかりそうで二の足を踏んでいました。

以前購入した電動のミニサンダーのサンドペーパーが
突然見つかりこれで削れば簡単に復活するかも!
その結果、新品に近くなりカミさんは大喜びです。
新品なら4000円なので半分ください。笑

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上絵付けをしていると載せる色によって皿の表情が
良くなったり変になったりと変わっていきます。
1〜2色描いてから焼き付けていくので
パソコンのようにアンドゥはできません。

気持ちの上では「あ〜あ、やってしもうたな。」と
がっくりするのですが、最後の一手が金彩なのです。
金彩は金と油の交じった液状金化合物の金液を使う
金を使った装飾技法です。

金が入ると確かにきれいに見えるのですが、
何でも良くなるというわけではありません。
それに書き込み過ぎると金ピカになってしまうので
私としては好みではありません。

最小限の金彩で最大効果が出れば文句なしですが
でもこれが金彩の撮影同様なかなか難しいのです。


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最初は中心の橙色の部分だけに金彩を入れたのですが
全く効果がなく葉の方まで入れてみました。
入れたからと言ってどこが良くなったの! です。


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これも点を四角にして少しづつ変えていったのですが
これ以上手が入れられなくなってしまいました。


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この染付の皿に至っては金彩を入れる前に既にボツ!
金液が余っているから塗ってみようかな程度で
単純に輪郭がはっきりしたというだけの駄作です。


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唯一、サギを金彩でベタ塗りした皿だけは思った以上に
かっこよくなったのではないかと思ったのですが‥‥‥
奥の手だけに奥が深くてなかなか届きません。

*金彩の撮影で、皿全体の金彩が初めて撮影ができました。

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