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リカバリー

お年頃になると老眼鏡を使う人が多いのですが
ミニチュアを作るのにはこれだけでは足らず
これまで作業用のメガネの上から拡大鏡を使い
拡大をして作業を続けてきました。

使]っているのは池田レンズの拡大鏡ですが
作業中に何度もレンズの上げ下げをするので
粘土の粉がついたり、埃がつくこともあり
レンズの表面には細かな傷ができます。


汚れを取ってもこの状態です

画像では傷は見にくいのですが気になる状態です。
色々な拡大鏡を経験して一番使いやすいことから
同じレンズが欲しかったのですがセット物だけです。
ならばとネットで傷を消す方法を探しました。


一番のお勧めは研磨剤の入っていない歯磨き粉で
何度も磨くという方法のようだと思われたので
嫌になるほど根気よく磨いてみたのですが、
細かな傷も消えているのかわからないほどでした。
これでは傷が消える前に根気が消えてしまいました。


以前、盛上絵の具の記事を書いたのですが
その使い方をマスターしようと使ってみました。
白に若草色を少し混ぜるとどうなるかと思い
いつものように試してみることにしました。


微妙に上絵の具の厚みを変えたりして
うまくいってくれと期待してポットの左右に
ネコと犬のイラストを描いてみました。


焼き上がってみると微妙な白ではありません。
器体の色と同化してしまいました。
この上絵の具の白は弱いことがわかりました。


気を取り直してリカバリーすることにしました。
元々の色とあまり色相の違わない少し暗めの
オリーブグリーンを塗って焼いてみました。

レンズの傷とは違ってこちらのポットの方は
思った以上に暗くなってしまいましたが
セット物にすると生きるかもしれません。
ということで1勝1敗という結果でした。

   💛    🇺🇦    💙

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