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見たまんまを口に出す

先日、孫と電車移動した。
娘の家の最寄駅からわたしの家の最寄駅まで乗り換えは1回。
乗車時間は約1時間。

見たことをそのまんま口に出すのは、3歳児だから致し方ない。
向こう側に立っている人の後頭部を指差して、

あの人、髪の毛があんまり生えてないね。

思わず孫の口を塞ぎたくなるが、車内のポスターを指差して強引に話題を変える。

斜め前に鼻の穴にティッシュを詰めた紳士が座っていた。

あのオジサンどうしたのかな?
鼻血が出たのかな。

そうだね。
そうかも知れないね。
と軽く受け流す。

東京駅から高速バスで移動することもある。
こういうことがあるから、やはり向かい合わせに座る電車より、バスの方が気が楽だ。

人は何歳ぐらいになれば、見たまんま、感じたまんまをストレートに口にせず、忖度できるようになるのだろうか。