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学研の科学と学習

若い方はご存知ないでしょうね
学研の科学と学習
といっても一冊の本ではなく
「○年の学習」
「○年の科学」という2つの雑誌です

簡単にいうと
科学が理系で
学習が文系の雑誌。
小学校時代
教師の手によって放課後配付されていました。
配付日は先生の机の後ろあたりに
紙包が堆く積まれているので
すぐわかる。
学校で配るものなら間違いない!
ということで親たちからも全幅の信頼。結構注文者が多かったと記憶します。

先生は手間賃を貰っていたのかな。
貰ってたよね。
しかしこれはいかにもまずい。
調べてみたら、
学校を商売の場所にするなということと、法律が変わったことがきっかけになって
1970年代にこのやり方は廃止されたんだって。
代わりに通称「学研のおばちゃん」という人が家庭に届けてくれるようになりました。

話は脇道に逸れて
 ニッセイのおばちゃんん自転車で♪
のCMソング
懐かしい。
今では、おばちゃんもレディと呼ばれるようになりました。 

さて
科学と学習を配ってもらった日は
ウキウキしましたよ。
どちらにも付録がついていた。
これが魅力。

ほとんど内容は忘れてしまったけれど
学習には社会科系や工作系が中心。
別冊の読み切り物語などもあったような気がする。
正解したら(間違ったら?)
カードが飛び出す学習器とか。
記憶に残っているのがオカリナ。
サツマイモみたいな色で。(形もね)
これは長らく手元にあった。

科学はほぼ、プラスチック製の簡易な
実験、観察器具だった。
こちらの付録は持ち帰るのに嵩張った。
一番記憶に残っているのは
手作りこんにゃくキット。
こんにゃく芋の粉?で小さい薄っぺらいプルプルこんにゃくが出来た。
嬉しかった。
食べたかどうかは覚えていない。

小学館の学習雑誌は今も健在だ。 
(但し幼稚園と小学一年生のみ)
「幼稚園」
「小学○年生」
内容はお勉強もありながら
漫画雑誌的な要素が強かった。
付録はたいてい紙製で
山折谷折 差し込んだり糊付けしたりちまちま組み立てていた。
説明書と首っ引きで組み立てるのが
途中で煩わしくなって
投げ出したことも度々。

去年孫と一緒に作った
「幼稚園」の付録
自販機から棒付きアイスが出てくるというもので、なかなか精巧。
進化を感じましたよ。
やはり作るのは大変で途中でくじけそうになりました。
他にも
色とりどりの紙のランドセルを組み立てて、机に積んでいくゲームとか。
ニトリのグリーンのロゴが
ハッキリ書いてある。
自販機にもメーカー名がハッキリ。
こういうのはカタカナでも
子どもはすぐに読めるようになる。
不思議とね。

「中一コース」と「中一時代」
どっちにするか
これが小6生の悩みどころだった。
学研と旺文社。
争奪戦が激しく
予約すると
法外とも思える豪華景品が付いてきたと思う。
当時は旺文社の方が大人っぽく思えて
中一時代をいそいそと予約に行った、
そんな思い出があります。