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偽善についての話

こんばんは、究極のアフターファイブを探している中川です。

僕は友達によく偽善者と言われてきた。誰かのご機嫌を取るために、自分の評価を高めるために他人に媚びへつらっているように見えていたんだろうなと思う。

今、伊坂幸太郎さん著の「火星に住むつもりかい」を読んでいるのだが、SFチックな題名とは違う、人間の心を読んでいるような気がしている(SF要素もあります)。まだ途中だが、この作品にも偽善という言葉が登場している。一番心に残ったのは、偽善者と指差される人よりも指を差す人は口だけで偽善すらもしないっといったような内容であった。うろ覚えなのだが、そんな事を書いている場面があった。本当にそうで、偽善でも何でも行動している時点でその人は偉い。指を差すなんて誰にもできるし、行動する方が遥かに尊い。そう思った。だから、偽善者と呼ばれている自分がほんの少しだけ誇らしいと思えた。偽善でもいい。だから、自分が思った通りに動こう。それで嫌ってしまうような人とはおさらばだ。おさらばするのも怖いけど、自分が納得できるように進む。そう思えている。

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