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小学生の子どもへ初めての性教育をしました

さっちんさんの性教育講座

以前、私と同じ星占い師であり、性教育絵本アンバサダーであるさっちんさんの性教育講座を受けました。
小学生の私の子どもたちが、「赤ちゃんはどこから生まれるのか」「私(娘)のお腹には、今小さい赤ちゃんがいるのか」というようなことを質問するようになってきたからです。
さっちんさんは、おおいしまなさん著書の『げっけいのはなし いのちのはなし』という絵本を使って、子どもの頃からの性教育の必要性と性教育の方法を講座で教えてくださいました。
とても学びの大きい講座であり、すぐに『げっけいのはなし いのちのはなし』を購入。しかし、子どもたちに性教育をするタイミングが分からず、絵本はずっと私の本棚に隠したままでした。

娘への生理の話

昨年、娘に「生理かもしれない」という体調不良がありました。結局は違ったのですが良いタイミングだと思い、娘に「生理というものがある」という話と、生理が来たときの対処法だけ話しました。
詳しくは話していなかったので、娘にとっては「お股から血が出る怖いこと」としてインプットされてしまったようです。
完全に失敗でした。

きっかけは「生理が怖い」

昨晩の夕食時に、娘が突然「生理になりたくない…」と、しょんぼり言いました。
「せいりって何?」と食いつく息子。
「女の人は、お股から血が出るねん。それが生理」と軽く答えると
「それは治らへんの?」と心配する息子。
「治るとか治らんとかではないねんな。病気ではないからな」そう言った後、これは性教育のタイミングかもしれないと考えました。
「このお話、ちゃんと聞きたい?」と子どもたちに尋ねると、ふたりとも聞きたいと答えました。

『げっけいのはなし いのちのはなし』

性教育を始めるにあたって、「とても大事なことだから真剣に聞くこと」、「恥ずかしいからと茶化さないこと」を約束しました。
それから、「お友だちのお家の人の考えもあるから、今日知ったことはお友だちには話さないこと」も約束しました。

そしてこの絵本を読みながら、自分が知っていることを補足したり、子どもたちの質問に答えたりして進めていきました。
この絵本では、生理が起こるメカニズムや、女性器と男性器の仕組み、セックスについても描かれています。

生理が起こるメカニズムの説明の後に、始まった頃は不慣れなので、下着や服を汚す場合があることや、体育を休むこともある、生理で体育を休む児童に対してからかってはいけないことも書かれています。
からかってはいけないことについては、特に息子に対して真剣に言いました。
「僕はそんなこと言わんし、言う奴おったらぶっ飛ばす」と乱暴なことを言い始めたので、「いや、ぶっ飛ばさんでいいから。『おもんないし、ダサイで』とは言うたり」と教えました。

私は妊娠高血圧症による帝王切開だったので、子どもたちに「赤ちゃんはどこから生まれるの?」と聞かれたときには、「お母さんはお腹を切りました」と言葉を濁していました。絵本では、赤ちゃんが生まれる場所もイラストで描かれているので、助かりました。

セックスの話は、「ちょっとショックを受けるかもしれません」と前置きしました。案の定、娘は「知りたくなかった…」と言っていました。
が、娘こそ必要だと思っていて。
と言うのも、性教育をした日の朝、娘が自分のタブレットで知らない人と繋がる機能のあるゲームをしていたからです。こういったゲームをしていたのは初めてではなく、今まで2回ほど見つけて、その度に危険であることを話して削除させていました。が、またやっていたので、知らない人と繋がる危険性を理解していないと思ったのです。
(ゲームについては、本人が意図してアプリを入れていた訳ではなく、何らかのウイルスに感染して勝手に入るようになっていたようです。詳しい夫が、初期化してそのようなことが起こらないようにしました。怖いですね)
ゲームやSNSで知らない人と繋がることの先に、性犯罪の可能性があることを伝えました。
性犯罪は女の子だけではなく、男の子にも向けられる場合があることも伝えました。だから、男女関係なく、暗くなるまで外で遊ぶことや、商業施設などのトイレにひとりで行くことも危険であると教えました。

また、息子は将来的に、女の子の体を傷つける可能性が全くない訳ではないので、合意のないセックスはしてはいけないことも伝えました。

子どもたちにとって、ショックなことや怖いこと(特に性犯罪の話)もあったようで、話が終わると代わる代わる抱っこされにきました。
私と夫氏に交代で抱っこされて、落ち着いたようです。

難しいし、恥ずかしいし、なかなか性教育に踏み切れませんでしたが、やってみると良かったと思います。
娘は小学4年生、息子は小学2年生です。自然に「赤ちゃんはどこから生まれるの」という質問が出てきたし、生理が始まるのもそろそろだし、決して早過ぎることはなかったと思います。
性教育の必要性を感じながらもためらっていらっしゃる方は、『げっけいのはなし いのちのはなし』を手に取ってみてください。性教育の方向が見えるかもしれません。


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