中京芝レース傾向(2023/02/4-5)+きさらぎ賞回顧

きさらぎ賞があった中京芝です。最終週でした。

開催情報

開催1回目の5週目。Bコース2週目。最終週。
2/4(土):晴、良
2/5(日):晴、良

土曜(2/4)のレース結果

9R トリトンS(3C、4歳上、1400m)

走破タイム 1:19.8 (33.9-34.8)9頭立て
1着 サトノラムセス(34.1:1位)1人気
2着 タイセイシェダル(34.4:2位)5人気
3着 ショウナンアレス(35.2:3位)3人気

前傾ラップ(+0.9)のややハイペース。上位3頭の4角通過順は(6-8-3)
後方ラチ沿いを追走し直線入り口で一気に外側まで持ち出したサトノラムセスが上り最速で勝利。末脚が1枚2枚違った印象。2着のタイセイシェダルも後方外列追走から勝ち馬の後ろについていって上り2位。ショウアンアレスも先行勢では一番外を通っていた。

10R エルフィンS(L、3歳、1600m)

走破タイム 1:34.2 (35.6-34.4)11頭立て
1着 ユリーシャ(34.4)6人気
2着 コナコースト(33.6:2位)4人気
3着 シングザットソング(33.2:1位)5人気

後傾ラップ(-1.2)のスローペース。上位3頭の4角通過順は(1-5-11)
逃げたユリーシャが中盤12秒台まで落とすも2番手まで5馬身、集団まで8馬身もほどの差は詰まらないまま直線に入った段階で勝負あり。2着は中団2列目を追走したコナコースト。進路がなく加速が遅れたが最後は一番外まで持ちだして伸びた。3着は大出遅れから大外を回して上り最速のシングザットソング。2,3着の2頭は先に抜け出した上位人気の4,5着馬を外から差しているのでバイアスの助けがあったか。

12R 4歳上2C(2000m)

走破タイム 2:00.1 (37.3-34.5)11頭立て
1着 アップデート(34.2:1位)5人気
2着 ヘネラルカレーラ(34.5:3位)4人気
3着 シンシアリダーリン(34.5:3位)10人気

後傾ラップ(-2.8)の超スローペース。上位3頭の4角通過順は(3-1-3)
3Fラップ差が示すようにどスローの前残りレースだが、道中は一定ペースで流れた。1着は3番手追走から直線外に出してこの日一番伸びるところを通ったアップデート。2着はヘネラルカレーラが逃げ粘った。3着は最内を通ったシンシアリダーリン。最内のベストポジションを追走してきたとはいえ直線も最内を通って伸びたのは思ったより力があるという印象。次走も人気しないようなら少し気にしてみたい。

日曜(2/5)のレース結果

8R 4歳上1C(2000m)

走破タイム 2:01.0 (36.1-35.0)9頭立て
1着 オオキニ(34.9:2位)2人気
2着 セルケト(34.5:1位)1人気
3着 マテンロウアレス(35.3)3人気

後傾ラップ(-1.1)のスローペース。上位3頭の4角通過順は(2-6-1)
マテンロウアレスが逃げて道中は平均12.5が4Fのかなり緩んだペース。勝ったオオキニは外番手のベストポジションで追走から直線抜け出して勝利。2着は集団後方から外回して追い込んだセルケトがわずかに届かず。あと50mあれば勝ちだった。3着は逃げたマテンロウアレスが展開利を生かして粘りこみ。

11R きさらぎ賞(G3、3歳、2000m)

走破タイム 1:59.7 (36.2-34.3)8頭立て
1着 フリームファクシ(34.2:2位)1人気
2着 オープンファイア(33.8:1位)2人気
3着 クールミラボー(34.4:3位)6人気

後傾ラップ(-1.9)のスローペース。上位3頭の4角通過順は(2-5-5)
出足がつかないレミージュが押していって先頭。3F目から12.5までペースが緩んでL3Fからの瞬発力勝負に。勝ったのは番手追走から直線抜け出したフリームファクシ。2着は後方から上り最速で追い込んだオープンファイア。芝かわりのドレフォン産駒クールミラボーが内をついて3着。

12R 4歳上2C(1200m)

走破タイム 1:08.2 (34.3-33.9)11頭立て
1着 リーゼントフラム(33.7:3位)7人気
2着 ウインバグース(34.0)1人気
3着 エコロデイジー(33.5:2位)2人気

後傾ラップ(-0.4)のミドルペース。上位3頭の4角通過順は(2-1-6)
ウインバグースが10番枠から先頭に立って落ち着いた流れに。勝ったのは逃げ馬の後ろを追走し直線向いて先頭に立ったリーゼントフラム。ペース的に後ろはノーチャンスの中絶好のポジションを生かした。2着は逃げたウインバグース。3着はラチ沿いを追走し直線は勝ち馬の後ろを抜けてきたエコロデイジー。出遅れて最後方を追走したエテルナメンテが上がり最速で馬群を抜けてきたように内有利TBで外・後ろの馬はノーチャンスのレース。

総評

土曜日の直線は最内ではなく内から3,4列目が伸びる馬場だったが日曜は内も伸びる馬場に。外を回した馬はノーチャンスのレースが多かった。
総じて基本的にはペースまたはTBが向いた馬が上位に来ており特筆すべき馬はいないが、強いて上げればスローペースを外を回して差してきたセルケト(日曜8R)、オープンファイア(日曜11R)は展開もバイアスも向かない中力を見せた。どちらも人気馬だがよりレースによりフィットした人気馬に屈した形。この辺はそもそもリスクのある脚質ゆえ仕方ないといったところか。

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