浅瀬で溺れる


#はじめてのインターネット

海は広く深い、海の外には知らない世界が広がっている。小さい子でもわかる常識ですが、実際に海に出てその深さを知り、新しい世界に触れた先にあるものを知っている人は中々居ないのではないかと思います。それでは電子の海、インターネットはどうなのでしょうか?

世にも奇妙な物語のタモリ風に冒頭を書いて見ると、世の中の脚本家とか物書きの人の文章力の高さを知りますよね。
今日の書くネタを探している時に『#はじめてのインターネット』というタグが目についたので、色々思い出しながら書けるだけ書きます。

はじめてのインターネット
僕にとっての初めてのインターネットは小学校4年か5年の頃の総合の授業です。校舎3階のパソコン教室である授業でインターネットで遊ぶ授業がありました、多分そこです。当時パソコンが家庭にはなかったので、正直何をするものなかわからないものでしたし、周囲もPCが無い家庭の方が多かったのではないかなぁといった記憶があります。ただ数人かは家庭にインターネットに繋がっているPCがあったのか率先して周りに使い方を教えていたんじゃないかなと思います。全然記憶ないけど。友達から耳元で『welcome to underground』と囁かれる事もなく、今考えればあっけなく世界にアクセスしちゃったんだなぁといった印象です。

海外面白動画
あっけなく世界に繋がってしまった小学生の流行は、ひたすら海外の面白動画を見る事でした。田舎で海外の人と言えばALTの先生くらいで、多分外国の方が面白いをやってる姿やドジってる姿が面白かったんだと思います。学校のパソコンと言えばエロサイトなど不健全なサイトはブロックされますが、海外の面白サイトは結構閲覧する事ができました。当時Youtubeもありましたが、今ほど有名ではなかったはず(小学生高学年の価値観)ですので、サイトに埋め込まれている?動画が多かった印象です。

大海原へ
さて、インターネットの英才教育を受けた僕は自宅でもインターネットの導入を母親に懇願したんだと思います。『インターネット買って!』みたいなノリでしょうか。多分なんなのかわかってないですね、今でもわかりません。インターネットってどこにあんねんと今でも思ってます。実態は無いのにある的な、我思う、故に我有り的な概念なのかとも思ってしまいます。
年の離れたいとこがPCや電子機器がかなり詳しいので、お盆かお正月にインターネットに接続できるようにしてもらい、僕の電子の海の冒険が始まります。

人生の分岐点
当時の僕が検索してたとこと言えば、当時野球をやっていたので野球の結果や写真を見るくらいに収まってれば今のインターネット依存症の僕は生まれてなかったと思います。
小学校5年以降は正直思春期じゃないですか。めっちゃ気になるじゃないですか。
そりゃ調べますよ、家族にバレないようにこっそりと。知的好奇心が弾みますよね、本当にどんなものでも見る事ができるんだなぁと。お陰様でめっちゃウイルスにかかりました。修理に来たいとこに裏でこっそり『変なサイトばっか見てんじゃねーよ』って笑われました。今思うとすごい気遣いのできる大人ですよね、そんな大人になりたいもんです。今の世の中、事件があればすぐSNSに投稿しちゃいますもんね。

僕をダメにしたサイト・WEBサービス
とは言え不健全なサイトだけでなく健全なサイトもかなり見てきた上で僕をダメにしたインターネットサービスを紹介します。

・ニコニコ動画、ニコニコ生放送
僕の人生をかなりダメにした動画サービスです。今となってはYoutubeの方が上になってますが、全盛期は本当に凄かったイメージです。修羅パンツ、松岡修造の動画を何度見たことか。修羅パンツの動画シリーズ、この前気になって検索したところ今もたまにアップロード続いててちょっと涙出ました。スティーブン彼女出来てるけど中身何も変わってなくて。変わらないものもあって良いなあと思います。
匿名で動画に直接コメントできるシステムが僕の中で何かが弾けたんですかね、しかもニコ生になればコメントすればそれに反応してもらえる、なんだこの新しいシステムは!って感じでした。僕がニコ生にどっぷり浸かりはじめた頃は放送枠も2222枠くらいしかなくて、一度生放送が終われば次の放送まで枠が空くのをずっと待ってた思い出があります。

・Twitter
今も現役です。2つアカウントあるんですが、片方は10年選手になってしまいました。世の中で発生している様々な事をフォローしてる人と共有している感じ、僕がTwitterをはじめた頃はクラスタといったマーケティングでもよく聞く言葉が使われてましたが、自分と好きなものが一緒って人にたくさん出会えたのでTwitterは本当に今でも現役で活用しているツールです。炎上もバズりもした事のない底辺ユーザーです。あまり使い方わかってないのかもしれません。

・モバゲー・GREE
ガラケー全盛期の時代、もちろん『怪盗ロワイヤル』みたいなゲームもやりましたが、ゲームにはあまりハマれなかったなぁ(GREEのFIFAは別です)といった記憶ですが、モバゲーではサークル、グリーではコミュニティにどっぷり浸かってました。同じものを好きって人が集まるってところに吸い寄せられるのは、居心地が良いからで、多分人間のDNAに刻まれてるんじゃないかなと思います。人間行動学や社会学的にも証明されてそうですよね。

結局インターネットとは
インターネットと出会って10年以上を経て、間違いなくSNS・スマホ依存症になってしまってる僕ですが、出会った頃に比べると世間の目はかなり変わったのかなぁと思ったりしてます。
昔はインターネットやPCって暗い部屋の中で画面が光り、緑の文字でプログラムが羅列されてて本当アンダーグラウンドのイメージが強いものだったんじゃないかなって思います。マトリックスにもそんなシーンあったような、インターネット黎明期は個人的に『秋葉原@ディープ』のイメージです。ネットゲームとして発売されたFF11のTVCMもそんな感じでしたよね、暗い部屋でゲームしてる男の子。当時は結構目が悪くなるから控えるべきだだとか、使ってる人も俗世間から離れたやばい人、世間も何と無くロクなもんじゃないっていうイメージが強かったんじゃないかなって思います。
それが今となっては、全世代老若男女、ほとんどの人がインターネットにどっぷり使ってると思います。スタバでMacカタカタしてる人を見ると、10年以上前だとパソコンを使うような人種ではない人が現代では使ってたりするので、やっぱインターネットのPC・スマホを普及させた人たちの製品開発努力だけでなく、商品イメージ戦略の基、成り立っている世の中になったんだなぁと思います。

ここから何故インターネットが普及、スマホ・PCは誰でも使えるようになったのか、超高度情報社会が生む超管理社会、いや監視社会とも言えるこの世の中、誰がどんな理由で創り出したのかって流れにすると陰謀論っぽく締める事ができます。

信じるか信じないかはあなた次第です。

この記事が参加している募集

はじめてのインターネット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?