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birdy買うまでの、たった数秒間の葛藤について

まずは実物見るために会社近くの、と言っても徒歩40分、やってきました日本橋のLoro Slow Spot!。ここはブロンプトン(イギリス)とbirdy(ドイツ)の折畳み自転車の販売をメインとする小さいけど小綺麗な店舗。

店員さんから自転車愛がびっしりと、これでもか!と伝わってくるお店です。愛に応えるべく、こっちのやりたいこと「電車に持込んで、輪行してキャンプしたいんです。実は過去マウンテンバイクで2回も大怪我して、入院も手術もしちゃいました。でもまだまだオフロードも走りたいんです!」と伝えると、一言。

店員A「これか(birdy Classic Evo)、これ(birdy GT)ですね」

そしてGTに一目ぼれ!(しかしお金たっか!!)

GTはタイヤ太いし、雰囲気が街乗りより明らかにダート向けな感じ。ひしひしと感じます!!隣のブロンプトンも超美しいけど、GTの無骨さが脳みそを刺激してきます。

でも今すぐには買えないので(資金的にも、心構え的にも)、その日は目をハートマークにして、パンフレットをもらい帰宅。

チャリンチャリン(ドアを開ける音)、と翌週には2回目のLoroを訪問しちゃいました。
ラブラブにGTを眺めながら「まだ買えないんですよね(資金的にも、心構え的にも)。買えるのは夏前、早くてゴールデンウィーク明けくらいかな」(2回目の訪問は3月中旬頃でした)とぼやいていると、店員さんからご提案が。

店員B「そうだ、birdy GTに似たグレードで、限定車がもうすぐ発売になるんですよ。世界で150台の生産で、日本で5台しか割り当てないけど、うち(=Loroグループ)で抑えてるか確認しますね」

おもむろに電話しだして、電話越しの店員B「え!ある?!1台確保しているの?!」「抑えといて!!こっちに回して!!!」

(いや・・、そんな、俺のために確保しちゃうの?なんも決まってないのに、お金も誰かに無心しなきゃ・・・汗)

電話が終わった店員Bさん、こっち向いて「確保しました!birdyのツーリングバージョンです!!オフロードとキャンプ用に開発したんですよ!!!ちょうど納期はゴールデンウィーク前後ですって!」

店員B「キャンセル自由、頭金なんて不要!!さ、ここにサインして」
僕「じゃ、サインだけ・・・」

ということで、その名も「ジャングル探検隊」(正式名称:birdy Jungle Explore) を仮予約しましたとさ。めでたし、めでたし。

ところでこのJungle Explore、なぜか特注のテントがおまけで付いてきます。いや、テントいらないから値引きしてくれ、って頼んですが、無理でした・・・。

後日、友達にこの話しをしたら「お前、騙されてんじゃん?」
改めて文章で書くと、すっかり騙されてる感が満載ですな(笑)。
実際に事前に予約したなんてことは、妻や家族には絶対に内緒にしてました。5月に買うための言い訳どうしよう、お金もどうしよう~って感じで、日々頭がパニックだったのは今は良い思い出。

でも勢いは大事。悩んでいる間に時間は過ぎてしまうので、決断し実践あるのみ。いや、ある意味自己肯定感(?)って大事ですよね。
あそこのタイミングで仮予約してなかったら、どの車種選ぶかも含めて、まだ買ってなかったかも。って、典型的な後付けの云々ですな(-_-;)

ちなみにここは海外のお客さんも買いに来ているお店。お店に何回か足を運んでいる間に、何組もの海外の方が僕の目の前でブロンプトンを購入されていました。ピンクに染まったブロンプトンも売れてたけど、それは奇麗な佇まい。4月には、いつも眺めていたGTにも売却済みの札が掛けられてました。こんなに高い金額の折り畳み自転車が結構売れるのね、びっくり。

実はもう一軒、Loroより前にお邪魔した小規模な折り畳み専門店もあったのだけど、街乗り用やタイヤが細いロードバイク的な感じの品揃えでした。財布的には優しい(と言ってもそれなりの)品揃えだったかな。取り扱いメーカーや車種もLoroとは違っていました。小規模専門店は、お店によってカラーがずいぶん違う気がします。

その後、仮予約してからもお店に通い続け、後付けでJungle Exploreのスペックなんかを確認してました(苦笑)。そして5月には無事納車。
でもこんなに自転車本体だけでなく、ライトやカバンなどの付属品に対しても愛(=経験+知識+α)を語られると、こちらも惹きこまれちゃいますよね。3月の初めての訪問から、現在に至るまで、ほぼ毎週に近いほどお店には足を運んでます。店員の皆さま、これからもよろしくお願いします。

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