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Grand Seikoのアレコレ

年度変わってからは試験の方が忙しく、なかなか更新ができていない。
毎回ボリュームのあるテーマについて書きかけては筆を投げてしまうため、
本日は雑に思うままに書いてみようと思う。

わたしの好きなブランドのひとつ、Grand Seikoについてだ。

ここ数年で世界的にも認知度が高まったと感じるGS。
そもそもSEIKOの時計は世界中で愛されているわけだが、
その高級ラインとしてのGSも、スイスの高級ブランドと肩を並べるほどになったと思う。
技術力の面での進化もそうだし、
なにより独自性のあるダイヤルパターンと
ケースの仕上げの美しさは特筆すべき点だろう。

2021年のGPHGでメンズウォッチ賞を受賞、レッドドット2022でのbest of the bestを受賞したSLGH005、
通称"白樺(White Birch)"でGSの認知度は世界レベルになったと思う。

今年の新作については前回の記事で紹介したように、
初のメカニカルクロノグラフ"TENTAGRAPH"をはじめ、
相変わらず美しいダイヤルの数々がリリースされる。

GSの魅力はとにかく実機を見て、腕に乗せて感じて欲しい。
言葉で説明するよりも、画像で見るよりも
何倍も伝わるものがある。

だからあえてここで魅力をダラダラと伝えることはしない。

そして、好きだからこそ、実際に所有して感じることを書いてみる。


「ブレスレットに個性が欲しい。」

美しいダイヤル、素晴らしい仕上げのケース。

SLGH005


ムーブメントに至っても、審美性を追求したデザインと仕上げが施されている。
白樺などに搭載されている9SA5ムーブメントは、その設計段階からデザイナーとともに作り上げたとかなんとか。
ドイツ時計でいうグラスヒュッテストライプのような美しい仕上げは「雫石川仕上げ」と言うらしい。

S/Nはモザイク加工している。


しかし…
圧倒的な完成度のケースに対して、ブレスレットはどうだろう。

もちろん仕上げに関しては上質であることに変わりはない。
ただ、(わたしは)面白いとは言えないのだ。

ケースもそうだが、ブレスレットに関してもメーカーの個性は色濃く反映される。
そもそも「腕時計」の表面積的にブレスレットの割合のほうが多いわけで、
与える印象というのも大きいとわたしは思う。

ブレスを見るだけでどこのブランドかすぐに判別できてしまうほど個性的な時計が溢れているなか、
GSのブレスを見て「GSだ」と言える人がどれだけいるだろうか?

少し例を挙げていこう。あなたはいくつ答えられるだろうか?

ラグスポはブレス含めてのデザインなので個性が強いのは当たり前だろう!と、
確かにその通りなのだが…

じゃあこれはどうだろう。

ちょっぴり王冠マークが写ってしまっているが、
即答でROLEXと分かる。

先日、電車の中でつり革に掴まっている男性の腕元を見ると、
ジュビリーブレスがキラキラと輝いていた。
ケースを見るまでもなくソレと解るのは所有欲も満たされることだろう。


では改めて、これは?

けっこう傷入っちゃったな~…

わたしの伝えたいこと、伝わっただろうか。笑


もちろん華美である必要はない。
変に個性を出してバランスを崩しては元も子もない。

しかしながら、いつぞやのnoteに書いた
「GSは歴史、哲学を重んじるあまり、セイコースタイルから抜け出せない」
という懸念がある。

極端な舵取りの変更や実験的な冒険はあり得ないと思っている。
だから、決められた枠の中で唯一個性を出せる文字盤を変えていくしかない。
(めちゃくちゃ悪い言い方だが。)

ゆえにSBGX343のデザインがわたしにブッ刺さったのだが。


SBGX343、noteで紹介したっけな?
してなければまた別の記事で紹介しよう。



散々書いた後でなんだが、エレガンスコレクションには9連ブレスレットの展開がある。

御神渡りダイヤル

ビンテージっぽさも感じられる細かなブレス、大好物だ。



GSは日本の誇るべき素晴らしい時計ブランドだ。
9Fクォーツであれば美しい仕上げはそのままに、28万~から手に入れることができる。

ますますの発展を祈りつつ、今後も注視していきたい。

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