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過剰な期待をしない

自分の人生で最近特に、これだけは気をつけていることがあるとすると、この「過剰な期待をしない」という部分だったりする。

例えばこういう時。

Amazonで自分の知らないものを探している。
自分はしかし、その品物について何も知らないので、そのメーカーのその製品のどこら辺が良いのか悪いのかが、てんでわからない。
一応の下調べはする。事前にその商品に関して最低限の知識は得ておく。
また、Amazonならばレビューが載っているので、それも一応は参考にする。とはいえ、このレビューというのが一癖も二癖もあるので、鵜呑みにはしない。
結局、商品を最終的に決定して、いざ購入を決める段になるのだが、この際に、買った商品に大きな期待は抱かない。

これまで買ってきたものをいくつか挙げると、だいたいこんな感じで過剰に期待をしないで買ったものばかりだと気づく。

NikonのB500


Nikon B-500

例えば、全く知らない商品でもないが、カメラ。
このカメラはAmazonで探してきて買った。自分はどうしても乾電池式のカメラがほしかったので、これぐらいしか選択肢がなかった。
いや、充電式のバッテリー駆動だって良いのだけど。事実、もっと高いような一眼レフとかなら、乾電池式などなく、バッテリー駆動しかないが、それを置いといても、これを買った時点ではこれでいいと思った。
まあ、現在、サッカーの試合などでこのカメラは愛用しているが、まれに不具合がなくもないが、別に気にする程度のものではないと思っている。
Amazonのレビューにああでもないこうでもないと不満が書かれているケースが多いが、自分はよほど腹に据えかねる問題でもない限り、そんなものは書かないようにしている。無論、そういうケースがゼロではない。

Lacidollの超音波式加湿器

lacidollの縦型超音波式加湿器と下に敷いたプレート(但し、プレートは後日買い換えた)

その点、加湿器は自分が使ったことがないので、買ったこともない。いろいろと考えた末に買うことにした。
この縦長の加湿器だって、Amazonで探しての購入だ。不満点も無いわけでは無いが、元々そこまで機能的に期待していたわけでもない。水の入れ方に気をつければ良いと気づいたので、今はそこまで不満はない。
聞いたことのないブランドなので、たぶん中国製だろうとは思うが、先程から書いているように現状では不満はない。
粗を探せば偉いというものでもないので、そんな感じで大して期待もしなければ、腹も思ったより立たない。
ただ、プレートはサイズを勘違いしたので、ホームセンターで実物を見た上で買い換えているが。どっちにしろ安いので、それでも良かった。
とりあえず、加湿器は役に立っている。

Logicool GのG300Srゲーミングマウス

Logicool GのG300Srゲーミングマウス

マウスにしたって当たり前だが、自分が知らないわけもないのだけれども、これもAmazonで選んだ。実機を家電量販店かどこかに観に行っても良かったのだが、Amazonで選んで買っている。
ワイヤレスでなく有線なのは自分の考え方の問題であり、別に重要視もしなかったので、正直どっちでも良い。
レビューでクソミソに書いてる意見が多かったが、正直なところ、言い掛かりに近いものばかりだと思ったので、自分はそもそも気にしていなかった。

山善のセラミックファンヒーター

山善のセラミックファンヒーター

セラミックヒーターだって知らないわけはない。
こちらはホームセンターで実機を見て買った。実機を見て、なおかつ店頭での紹介も見た上で「まあそんなもの」というつもりで買った。
それなりに温かいので重宝はしている。だいたい、ホームセンターに行って1万円もしないものだ。それなりに使えれば良いのに、やれ「どうしたこうした」と細かい不満を述べてみても始まらない。
その前に「これはそもそもそういうものだ」と思っておけば、案外文句を言うこともなくなる。

BRAUNのS5

BRAUNのS5

シェーバーだって日常的に使うのだから知らないはずもない。
こちらもAmazonで求めた。迷いはしたが、過剰な期待を持つことなく、それでも一応はいろいろ考慮の末に買っているので、特に不満点も無い。髭もよく剃れる。

BRAUNのシェーバーには何となくブランドイメージみたいなものもあったので、それも考慮した上で買っている。

PioneerのX-SMC02(B)

PioneerのX-SMC02(B)

こういうオーディオは久しぶりに買った。もっとコンポーネント的なものを想像していたのだが、最近はこういうスタイリッシュなのがあるらしい。
これもAmazonで見つけて買っている。リモコンが照明のそれと干渉することがある……という意味では、多少問題がなくはないが、気にしなければ特に心配することでもない。
コンポと言うよりはデカいラジカセという気がしなくもないが、自分としては結構気にいっている方だと思う。

PUMAのAXIS

PUMAのAXIS

PUMAの靴自体は買ったことがあるが、今回の場合、そういう名前の靴があったので、それで買っている。もちろん、Amazonで見つけてのこと。だって、行きつけの靴屋に何て置いてないんだもの。

PUMAで最初に買ったヤツ

基本的には履いた感じがこれと似てるのかな、と思っていたが、案の定その通りであった。AXISは、他ならぬAXISバードスタジアムに行く時に履いていっている。
一応はシャレのつもりだが、知り合いに気づかれることはないので、自分でニンマリするためだけに履いている。
これもこれで、過剰な期待はしないで買った。その結果、自分としてもお気に入りの一足になっている。


いくつか紹介したが、品物に過剰な期待を寄せない、というのは、意外と大事なことかもしれない。
それをしないことで、ガッカリすることが減るし、仮に品物に何らかの不満があっても、それが転じて建設的な提案につながりやすいと思う。
無論、大きな期待を持つこと自体がダメなのではない。自分にしてもこれから手に入れようとするものに大きな期待を寄せることはある。
とはいえ、やはり程度の問題はある。あまり大きく期待しすぎると、その分の反動が怖い。それを抑えるためにも、程々の期待で済ませておくのが理想的かもしれない。

これは例えば、品物だけの話ではない。

食べ物や飲み物にしても同じで、味に過剰な期待をしないのが、最も穏当な評価につながりやすいように思う。
過剰に期待を持たなくてもいい代わりに、ダメだと思ったものからは黙って手を引けば良い。それで何もかも円満に済む。

ものを得る時、それに過剰な期待を持たないようにすることは、案外と自分の精神衛生につながりやすいと思うので、ぜひ試してみてはどうだろう。
それをすることで、気持ちがだいぶ楽になると思うのだ。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。