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SHISHAMOの「明日も」という曲が好きになっている

SHISHAMOというスリーピースの女性バンドがいる。

そんな彼女らの曲に「明日も」というものがある。

このビデオクリップの撮影場所が川崎市の等々力競技場ということからもわかるのだが、このバンドのメンバー全員揃って川崎フロンターレのファンらしい。

そして、川崎フロンターレの応援では、サポーターが歌うチャントにこの曲が用いられているのだという。

この曲、1番が男子新社会人の立場で、2番が女子学生の立場で歌われていると思われる。

この曲で歌われている「ヒーロー」は、たぶん特定の誰かを指しているのではなく、彼女らが応援する川崎フロンターレの選手たちそれぞれを指していると思う。

その川崎フロンターレの選手たちの奮闘ぶりを見て、勇気づけられたり、今度は自分もやってやろうという気になったり、そんなポジティブな心境を歌にしているのだと思う。

エッヂの効いたギターのカッティングから始まるこの曲は、ブラスセクションの含まれた元気いっぱいのアレンジが施されているのだが、ブラスの含まれないアレンジというのも、聴いてみたくなる。

私はこの曲を仕事中に聴く頻度が高いのだけど、細かいところまで聴けるわけではなく、アレンジもアバウトにしか聴けていない。
曲の特徴でもあるブラスはイントロで威勢良く鳴った後、1番ではサビに控えめにしか登場せず、2番辺りから徐々に存在感を示し始める。
恐らくシンセで賄っていたのかもしれないが、どうせならリアルなブラスを入れちまえ、となったのではないか。
でも、そのおかげで力強さが生まれているような気がする。感想の最初の方のフリーキーなトランペット風の音色がたまらない。
このブラスが、最後のサビまで存在感を示しながら、最後の最後にぷっつりと姿を消してしまう。このアレンジはとても好きだ。

この曲の歌詞を聴いていると、平日って確かに辛えよな、と思ってしまう。でも、週末に自分たちのヒーローに会える時間があるから、そんな辛え平日をどうにか頑張れてしまう自分がいる、と思える。

この曲で歌われる「ヒーロー」を、川崎フロンターレだけでなく、あなたが応援するであろう他のいろんなスポーツ(チーム)の選手たちに置き換えてみても面白いかもしれない。
彼らが自分に与える、有形無形の多くの影響を感じながら、この曲に思いを馳せてみるのも良いかもしれない。

週末に自分たちのヒーローがプレーするところに会いたいから、鬱陶しい平日も何とかやり過ごせるんだよ、というメッセージがこの曲の中にはいっぱい詰まっていそうだ。

痛くても、苦しくても、中途の段階では走るしかない。でも、走った後にヒーローが見せてくれる何かに、勇気をもらって、また明日から生きていく、この曲の示すそんな様子が良い。

というわけで、しようもない言葉を連ねてしまったが、要は私、この曲に最近、とてもハマってしまっているのだ。それだけで、こういう文章を書いてしまった。我ながらどうかしている。

でも、良い曲を良いと言うのは、自然な欲求だと思うので、だからこの際、重ねて言う。

SHISHAMOの「明日も」は良い

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。