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ガイナーレ鳥取外国人選手列伝・1(2007~2013)

なんか流行ってるっぽいので、自分もやってみます。ガイナーレ鳥取というチーム名になってからの選手に限ります。従って、SC鳥取時代の選手は含みません。

◎徐晩喜(DF・2007、2009)
韓国出身。彼は1度辞めて再入団してる(2008年は今のFC今治にあたる愛媛しまなみFCに在籍)んですね。上背のあるセンターバックでした。大人しくて素直そうな選手でしたが、プロ向きではなかった感じです。

◎鄭光槌(DF・2007)
韓国出身。サイドバックだったんじゃないですかね。少ない出場機会では確かサイドをやっていた記憶が。ちなみにこの名前の読み方は「チョン・クヮンシック」らしいです。

◎金正旭(MF・2007)
在日朝鮮人選手。愛称が「ウギ」と言ったような記憶が。SC鳥取の末期から入団してきて、ガイナーレ鳥取の初年度途中までいて、その後ジェフリザーブスやHOYO ATLETICO ELAN(今で言うところのヴェルスパ大分)に移ってました。いつだか、サッカーと無関係にテレビに出ていたという情報がありますが・・・。

◎徐暁飛(MF/FW・2007)
中国出身。元々コンサドーレ札幌にいたんですよね。で、その後、第二の故郷となる香川県(子供の頃に母親と共に住んでいたらしいです)のカマタマーレ讃岐の極初期に在籍していて、それからガイナーレに来たんですよ。そして、その後、三菱水島FCに行きまして。その際にもガイナーレ鳥取との試合で実は見ているはずです。その後中国で現役を続けたものの健康問題から引退を決意。その後、日本に来てアマチュアとしてプレーしていたことがあるみたいです。

◎ヴィンセント・ケイン(FW・2007~2008)
ニュージーランド出身。国籍が日本との二重国籍なのでかどうかは知りませんが、最初は「高木ケイン」を名乗っていました。その後、ヴィンセント・ケインと登録名を変えました。前述の通り詳しい理由は知りません。良い選手でしたが、時の監督であるところのヴィタヤにはあまり好意的に評価されてなかったかもしれませんね。鳥取では活躍しきれず、ガイナーレを去りましたが・・・。
この写真で言うと、真ん中の白ユニが彼です。

そんな彼が有名になったのが2008年のFIFAクラブワールドカップでした。彼はガイナーレ退団後に母国ニュージーランドのワイタケレ・ユナイテッドに加入し、その一員として試合に出場したんですよ。これにはたまげました。その後はインド、タイ、マレーシア、そして何故か日本のFC岐阜などを転々としています。

◎アドゥール・ラッソ(MF・2008)
タイ出身。当時の監督だったヴィタヤさんが連れてきた選手。今で言うチャナティップなどの先駆者みたいな存在ですね。ガイナーレはそういう意味では先見の明があったのかもしれません。ただ、1シーズンのみの在籍だったので、もう少しプレーを見てみたかった気はするんですが。

◎ミゲル・マルチネス(DF・2008)
パラグアイ出身。この選手はその前のシーズンに日系ベルマーレというチームにいたことがあって、そこから入ってきました。しかしまあ、この日系ベルマーレが湘南ベルマーレとはイマイチ関係のわかりにくいチームなので、このチームに対する力の入れようもイマイチ判然としませんでした。なお、ガイナーレでは試合にほとんど出場していないので、どういう選手なのかよく知りません。練習を観に行ってもプレーヤーとしての印象がほぼ皆無だったのが気になります。

ここまでがJリーグチームとしてのガイナーレ鳥取を知らない選手たち(ケインは除く。ケインは後年の岐阜時代に相手としてなら知っている可能性があります)になります。

◎コン・ハメド(MF/FW・2008~2011)
コートジボワール出身。彼も元々タイにいて、やはりヴィタヤさんが連れてきた選手でした。変態と称されたドリブルが武器で、トリッキーなプレーを時折しましたが、龍ケ崎の悲劇・東山の約束などの場に全部いたんですよ、彼は。あの頃を知っている唯一と言える外国人ですね。

その後、渡欧を希望したのでガイナーレからは退団しましたが、わりかし最近、何故かジュビロ磐田の練習に参加したらしいという話がありました。

今のハメドはスイスのチームにいるみたいですね。

◎丁東浩(DF・2011)
韓国出身。最初は横浜F・マリノスにいたのですが、ローン移籍でガイナーレに来ました。サイドバックでしたね。良い選手で、後に加入した蔚山現代で韓国代表にまでなっています。

◎金善珉(MF・2011~2012)
韓国出身。真面目な選手という印象がありまして、実際本当に真面目そうな選手でした。彼も蔚山現代にいたことがありますね。今は大邱FCにいるようですよ。

◎ドド(FW・2011)
実はSC鳥取時代に加入したペリクレス以来のブラジル人で、ガイナーレ鳥取としては初めて迎えたブラジル人選手だったりします。
ガイナーレには短い期間しか在籍しなかったので印象らしい印象はほとんどありません。愛媛やガンバ大阪にいたことの方が有名なのではないでしょうか。あるいは、その後ポルトガルのポルティモネンセにいたらしいという。今、権田がいるあのチームですね。かつては金崎夢生や中島翔哉がいたことでも知られるあのポルティモネンセです。

◎ケニー・クニンガム(FW・2012)
コスタリカ出身。もっとも、大いに期待された割には病気や故障の影響もあって空振り、という活躍を期待できにくいタイプの選手で、結局1年持たずに契約解除となりました。その後、ボリビアやオーストラリアでのプレー経験もあるようです。

◎ロイ・スミス(DF・2012)
コスタリカ出身。ケニー同様時々試合に出ていました。コスタリカ代表にまでなりましたが、ワールドカップなどには出場していません。

ゴツい印象がありますが、結構笑うと可愛らしい選手でしたよ。それだけにもう少しいてほしかった気もしますが、ケニーとセット、という印象のある選手でもありました。

◎ラファエル(DF・2013)
ブラジル出身。入団数ヶ月で逃げるように去りました。印象は皆無です。

◎レジナルド(MF・2013)
ブラジル出身。ラファエルに同じ。

◎ブルーノ(FW・2013)
ブラジル出身。ラファエルやレジナルドと異なるのは、日本の高校への進学歴があり、日本でヴァンフォーレ甲府にいたこともありまして。しかし、その最中に負傷箇所が見つかるなどして途中退団しています。そのため、日本語はある程度なら話せるらしいです。
その後、ガイナーレに加入したが、実績を残せないまま退団していまして。その数年後に、どういうわけかJ.FC.MIYAZAKIに参加していたことがあるというのですが・・・。

◎林東賢(DF・2013)
韓国出身。高卒でガイナーレで初めてプロになった選手。元気者だったが、不遇の1年にいてしまったため、あまり印象はありません。

◎オスカー(FW・2013)
ガーナ出身。アメリカでキャリアを積んだのは移住先がアメリカだったから、というだけ。正直、プレーを全く見たことがないですね。試合にも出場経験はないです。

◎ドゥドゥ(DF・2013)
ブラジル出身。というか、こと日本に於いては、彼は鳥取を去ってからの方がむしろ有名だろう。栃木SCに移籍したのを皮切りに、その後、何故か柏レイソルに引き抜かれ(しかもこの際、登録名に変更があり、登録名「ドゥドゥ」が先にいたので「エドゥアルド」に変更になった)、更に川崎フロンターレに移籍してまでいます。今は松本山雅FCにいますね。
ガイナーレ時代は何しろ当時の監督があっちこっち引っ張り回すような起用をしたが、彼は最後までタスクをこなし続けた。ロングスローはこの頃からの売りだった。ただ、この時、後の栃木時代のようにCB固定とか、そういう使い方をしていたら、もう少し違った展開もあっただろうに・・・。
いろんな意味で、当時の鳥取にはあまりにも勿体ない選手だったし、あの監督では宝の持ち腐れ状態にしてしまうばかりだな、と思えるほど逸材の選手ではありました。

・・・というわけで、J2時代の2013年までの選手を振り返ってみた。2014年以降の外国人選手は次回。さあ、いつになるやら。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。