カスハラ(苦情、要望)VS コンハラ(優越的地位の濫用)

 そもそも、カスタマーハラスメントは企業の提供した製品やサービスの不適切、不具合、不良品、破損、危険な状態になるなど、看過できないほどの状態にコンシュマー(利用者)が陥ることが発端になっていることが多いのです。
中でもカスハラを声高に主張する企業は、交換や補償あるいは返金に応じない企業がほとんどです。
 百貨店や高級スーパー、ドンキのように小売店舗がカスタマーサービスを代行する姿勢は今では希少になっています。
 

 消費者と企業では絶対的に力の差があることは明らかですが、企業側はこのデバイスを全く自覚していません。
 そんな中、企業による個人攻撃やいやがらせなどが後を絶ちません。
個人情報は行政や企業によって把握されています。その気になれば、いともかんたんに、ターゲットの生活を破壊できます。
また、企業は資本力、広報力、社会的信用(株式上場)など様々な権威を身に付けています。他にも役員に元警察官僚などの天下りを雇ったり、防犯協会などの社会奉仕の傘下に入ったりと多くのよろいを纏います。
しかも、企業に勤める職員は匿名です。個人がその人の素性を知るすべはありません。
私達はあらゆる場面で統制され、管理されています。自由のない支配されたこんな恐ろしい世の中でカスハラばかりが取り沙汰されるのは、一部の支配者層が搾取を自然法的に当り前のこととしているからです。
 したがって、弱者(弱年者、子供)もその真似事をしているに過ぎません。

 大企業が行っていることは優越的地位の濫用で、これは公害なのです。

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