若宮和男(メタバースクリエイターズ/uni'que/アート思考キュレーター/福岡女子大客員教授)

メタバースクリエイターズ代表、東洋経済「すごいベンチャー100」uni'qu…

若宮和男(メタバースクリエイターズ/uni'que/アート思考キュレーター/福岡女子大客員教授)

メタバースクリエイターズ代表、東洋経済「すごいベンチャー100」uni'que CEO、 (興味)メタバース←編み物としての建築←コアバリュー、アート思考、新しい働き方、新しい教育 ←DeNAで新規事業 ←ドコモで新規事業 ←美学藝術学研究 ←アート・音楽イベント主催 ←建築士

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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若宮和男の自己紹介

最近ますます何をしている人かわからないと言われるので、ここで改めて自己紹介ポストとしてまとめておきたいとおもいます。 1.若宮和男/waka00のあらまし二児の父。酒と音楽とアートとうにと山椒を愛する。忘れ物四段。顔と名前覚えられない病。嫌いなものはモノカルチャーと搾取と甘い野菜。メタバースで幼少期よりあこがれていたシロクマになる。 ↓こちらのインタビュー記事に半生がまとまっています。 2.若宮和男のミッションとコアバリュー若宮のビジョンは「もっと世界をユニークに」。ミ

    • コラボレーションのために、「反論」ではなく色んな「異論」を出し合おう

      大暑のみぎり、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。メタバースクリエイターズ若宮でございます。 今日はコラボレーションのための「反論」と「異論」について書きます。 色んな意見が出る方がいいけど、反論しあって消耗戦になることも…チームや組織で仕事を進めていく時には、色々な意見が出た方がいいですよね。一人の思考だと一面的になりそうなことを多面的に捉えることができますし、解決法とか戦略もオプションが多いほうがよいですし。こうしたコラボレーションこそ、チームで仕事をする醍醐味だとも

      • 終わるための仕事

        こんにちは、メタバースクリエイターズ若宮です。 今日は最近改めて考えている、「終わるための仕事」について書きたいと思います。 「終わること」を意識した仕事「仕事」というのは基本的に終えるためにやるものです。 と、書くと、あまりに当たり前のことのようですが、人は思ったよりそれを忘れがちだったりするのかも、と思ったりしていて、ある時期から僕は「仕事を終わらせる」ということを敢えて意識して働くようになりました。 例えば僕は時々、大企業の新規事業のアドバイザーを頼まれることが

        • 「投票」について思うこと。

          お疲れ様です、メタバースクリエイターズ若宮です。 先週都知事選とかもありましたが、今日はちょっと「投票」について書きたいと思います。 選挙を戦いではなく、ピッチコンテストだと考えてみる今回の都知事選は投票率が前回より5ポイント以上高く6割を超えたそうですが、国政選挙になると6割を切り、日本ではそもそもの投票率が低いですよね…。 台湾などと比べると、投票率を上げていくことが本当に大事だなと思います。 選挙のたびに毎回思うのですが、そもそも選挙を「選挙戦」と呼び、「勝った

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          イノベーションのための、「respectfulness」のすゝめ

          こんにちは、メタバースクリエイターズ若宮です。 今日はこれからの(特に起業家の)資質・スキルとして、「respectfulness」(と「thankfulness」)が大事なんじゃないかな、というお話を書きたいと思います。 IVS KYOTO 2024の「Cross the boundaries」先週、IVS(Infinity Venture Summit)というスタートアップのカンファレンスに参加士に京都に行ってきました。 IVSはスタートアップやベンチャーを中心とし

          「偏愛」のメリットとデメリット

          お世話になっております。メタバースクリエイターズ若宮でございます。 今日は「偏愛」について書きます。 偏愛はエネルギーを生み、ロジックを超える皆さんは偏愛するものってありますか? 例えば僕だとTwitterのプロフィールにも載せている通り、葛藤フェチだったり、うにとか手が好きとかが偏愛かなと思います。 「偏愛」はアート思考的にも重要なキーワードです。 大学院での授業や企業でアート思考のワークショップをする際、プログラムの中で「偏愛自己紹介」や偏愛を掘り出すインタビュ

          麹町中の「ヒップホップ禁止令」に思う、学校における民主主義

          おつかれさまでーす!メタバースクリエイターズ若宮でーす! 今日はちょっと教育について、とくに学校の制度について書いてみます 麹町中学校の「ヒップホップ禁止令」千代田区立「麹町中学校」という校名について、教育に興味がある方は一度は聞いたことがあるかもしれません。 前校長の工藤勇一さんが大胆な改革を行い、公立でもここまで変えられるんだと話題になりました。 そして最近また、麹町中学校が話題になったのですが、その理由はダンス部のヒップホップが禁止されたこと。 これに対し、「

          創造性のための、workとplayのいい関係?

          お世話になっております。メタバースクリエイターズ若宮でございます。 今日は「work」と「play」について改めて考えてみます。 「playしないでworkしなさい!」2つは相反するもの?workとplay。 「仕事」と「遊び」と訳すこともできますね。 拙著『ハウ・トゥ・アート・シンキング』の中でも触れていますが、「仕事」と「遊び」についてはだんだん捉え方が変わってきている気がします。 昭和の時代は「遊んでないで仕事しなさい!」というようによく言われました。これは「仕

          『コロンブス』問題で考えた、「組織や社会のラーニングコスト」

          お疲れさまです、僕です。 6/12に公開された、Mrs. GREEN APPLEの新曲『コロンブス』のMVが物議を醸しています。 広告表現については年に何度かこのような問題が起こっているので、今回のMVについても、「いやいい加減学びなよ…」と思われた方もいるかもしれません。 こうした問題が繰り返されるのは単に不注意とかいうこと以上に、「組織や社会全体のラーニングコスト」の問題があるのではと改めて感じています。 『コロンブス』MVの問題点と世間の反応本件についてよく知ら

          『コロンブス』問題で考えた、「組織や社会のラーニングコスト」

          マジョリティとマイノリティを行き来する。「肩身の狭さ」のすゝめ

          こんにちは。メタバースクリエイターズ若宮です。 昨年メタバースのスタートアップを立ち上げて、自分のキャリア感がまた変わってきたなあと思っています。そんな中、改めて感じているマジョリティとマイノリティの境界について今日は書きます。 マイノリティになって初めて気付くバリアメタバースのスタートアップを立ち上げてから、また最近マジョリティやマイノリティの感覚がちょっと変わってきています。 よく、海外に留学をした時など自分がマイノリティになって気づくことがある、という話があります

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          食わず嫌いとアナフィラキシー #苦手な仕事克服のコツ

          お疲れさまです。僕です。 今日は日経電子版から「#苦手な仕事克服のコツ」というお題が出ておりますので「苦手」について書きたいと思います。 まずは苦手の種類を見極めよう苦手な仕事を「克服」するコツについては、まず「苦手の種類」を見極めることが大事かなと思います。 例えば、苦手な食べ物について考えてみると、「食わず嫌い」ということもありますよね。苦手だと思って避けていたけど、ある時食べてみたら思ったより美味しかった、という経験はありませんか? 仕事でも同じで、本当に苦手な

          アバターアイデンティティによるアバターソーシャルによるアバターエコノミー

          お疲れさまです。メタバースクリエイターズwaka00です。 今日はメタバースについて。 「メタバース」というと、デジタルツインなど「空間」の方が思い浮かびがちですが、僕はメタバースでの体験においては「アバター」が軸だと考えています。 制作したワールドがグローバルで大反響先週金曜日、VRChatというメタバースプラットフォーム上にメタバースクリエイターズが制作を担当したワールドが公開されました。このワールドは日本でまず話題になり、韓国や中国、タイのユーザーにも広がり、欧米

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          「いいアート作品」ってなんだ?いい作品ととそうではない作品を分けるもの

          お疲れさまです。メタバースクリエイターズ若宮です。 僕は長野県立大の大学院で客員准教授としてアート思考の授業をもっています。 これは美術史とかアートそのものの授業ではなく、芸術家の価値の生み出し方を学び考察しつつ、イノベーションや社会の変革について考える実践型の授業なのですが、その中で「いいアート作品ってどういうもの?」というディスカッションをしたりします。 これ、学生たちのディスカッションが毎年面白いのですが、今年のディスカッションをみて改めて考えてみたことを書いてみま

          「いいアート作品」ってなんだ?いい作品ととそうではない作品を分けるもの

          「いい反抗期」「悪い反抗期」?

          お疲れ様です、メタバースクリエイターズ若宮です。 先日、Voicyのトークテーマで「#反抗期の話」というお題が出ていて、「反抗期」について思考したことを書いてみます。 「反抗期」あった?みなさんは反抗期はありましたか? 僕はというと、中高時代にばっちり反抗期がありました。中学時代がいちばん顕著でしたが、昭和生まれで青森の港町の出身なので、まあ周りもほぼ全員反抗期みたいな感じでした。 特に父親とはだいぶ仲が悪くバチバチでした。僕が朝が弱く機嫌も悪いのですが、学校に行かず

          「差別はしていない、区別してるだけ」に潜む誤解と罠

          こんにちは。 メタバースクリエイターズ若宮です。今回はちょっと「差別」について書いてみます。 自分は「差別」していない?あなたは差別していますか? 差別したことはありますか? と、改めて聞かれたらどう答えますか? 「自分は差別なんかしない」と多くの人は答えるかもしれません。 しかし実際のところ、差別を全くしない人はほとんどいないのではと僕は思っています。人はみな偏見を持っていますし、偏った見方によって無自覚に差別的な行動をとっていることもあります。なのに「自分(だけ

          アート思考的「違和感さがし」のすゝめ

          お疲れさまです。メタバースクリエイターズ若宮です。 今日はちょっと「違和感さがし」というのをおすすめしていたいと思います。 アート思考の授業で「違和感さがし」という宿題を出しています僕はいま、長野県立大学の大学院で客員准教授を拝命していて、アート思考の授業を持っています。 授業では、既存の価値観に囚われずに自分起点のイノベーションを生むためのマインドセットとして、アートや芸術家の創作について考察しながら、レクチャーだけではなくワークショップやアートの鑑賞、フィールドワー