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キツいのに楽しいという

目標(エントリーした大会)ができたなら、それに向けてどう取り組むのか。

そもそも走るという行為(しかも距離が長ければ長いほど)自体が好きではないのに好きになるにはどうすればよいかなんて考えようと思ってみもしないうちに、走ることにハマっていた。

若い頃に比べたら体力は落ちている上に、さらにすぐゼーハーしなければいけないのだ。心肺機能とか筋力とかガタのガタ落ち状態。
自己防衛反応的に嫌な事やキツい事から少なからず遠ざけて過ごしてきたにも関わらず、どうしてかハマってしまった。

A&Fの金曜ナイトランに参加するようになって、グループランとはなっていたが、私が参加していた頃は、ほぼマンツーマンで引っ張っていただいた。少し前はいろんな方が参加されていたそう。

お店が天神にあった頃の看板

ただ走るだけではなくいろんな話を聞きながらだったのもあるが、「これ(坂道)◯◯秒を上回るように◯本行きましょう。」とか、「今日は、坂と階段のセット行きましょう。」など課題や「◯◯さんていう、こんなことやっている方がいてー。」や「あの大会は、あーだ、こーだ。」、「このギアは、どーだ、こーだ。」といった豆知識的なアクセントもまじえて、キツいというか楽しんで金曜を迎えていた。ここでも、ひとが大きな影響を与えてくれたと思う。ま、相手はどう思われていたかは分かりませんがー。

ナイトランでお世話になった階段

陸上経験の全くないまっさらな状態だったが、かと言って、そのノウハウを基礎から教わるわけでもない。毎回異なるランニングコースを引っ張ってもらい毎回のごとくゼーハーして、終える。キツさと楽しさが相まった感覚で、走り終えたあとは変な高揚感に浸っていた。(あくまでも、目的持って)ゼーハーしている自分が嫌いではなかった。おそらく、いや、間違いなくMっ気(ドは付きません)があるのでしょう。

別に時間があるときは与えられたメニュー(坂練や階段中心)を、やっていたが、比較的平坦なロードランは、始めた頃は疎かにしていた。ロードやらトラックぐるぐるとなるとなかなか足が赴かないが、ちょこちょこやるようになっていった。

もはや、沼だ。
と、ハマったところで、当時、正体不明の病の流行。金曜のナイトランも新店舗への移転もあったが、あらゆるイベントの中止をせざるを得ない時代へと流れていく。

移転して店舗も広くて飽きさせません

それでも、前を向いて走っていく。

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